自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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東京シティ・バレエ団/「コッペリア」第3幕から 出演:志賀育恵、キム・セジョン、ほか
東京バレエ団/「春の祭典」
中村祥子(ベルリン国立バレエ団プリンシパル)ヴィスラウ・デュデック(同)「白鳥の湖」から「黒鳥のパドドゥ」
吉田都、ロバートデューズリー(ニューヨークシティバレエ団プリンシパル)「ラプソディ」から
指揮・大井剛史/東京フィルハーモニー交響楽団
華やかで残酷な舞台。
東京バレエ団の「春の祭典」が予想通り圧倒的だった。カーテンコールで、ソリストだけは特別扱いされるわけだけれども、東京バレエ団の2列目、3列目のダンサーの実力の方が圧倒的だよと思うところもあって、ああいうところではどのように思うのかなと思った次第。後で書くけれども小林バレエ団が酷すぎたので、東京シティバレエ団は詰まらなかったら寝てしまおうと思っていたら、思った以上のレベルで良かった。東京バレエ団のように作品に余裕をもって表現するレベルではないけれども、このステージにかける意気込みが十分伝わってきた。ソリストに関しては、やはり吉田都が中心になるはずなのだけれども、何しろ登場時間が短すぎる。素晴らしい技をみせるようなものでもなかったからちょっと肩すかし。それならば、トリを務めたベルリン国立バレエの中村の演技力や技術の方が見応えがあった。あのような有名な演目を出してきた事からも自信があるのだろう。全幕見てみたくなった。
ウィーンの二人は見ていてすがすがしい。大輪の花ではないが、技術も舞台支配力もあった。
開幕の小林紀子バレエ団はとにかく酷かった。コールドバレエが全く揃っていないし、揃う気もないように思えた。縦も横もバラバラ。その上、グランパドウシャは脚がほとんど開けていない。こういうガラパフォーマンスは出演者の競争でもあるのだから、このレベルだったら出ない方が得なのにと思った。
2013年3月16日@NHKホール
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プロフィール
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佐藤治彦 Haruhiko SATO
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男性
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演劇ユニット経済とH 主宰
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演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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