自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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ハーマスタイン&ロジャース 作詞作曲
アンドリューロイドウエッバー プロデュース
わざわざ「サウンド」を見たのかというと、これをあのアンドリューロイドウエッバーがプロデュースして新制作したからだ。前に別所哲也さんからも面白いよと薦められていた。主役のマリアをテレビオーディションで選んだというのも話題だった。
見て面白かった。元々の舞台版は1950年代の終わりに作られて、1965年にジュリーアンドルーズで映画化された。舞台版で使われた曲が2曲くらいカットされ、新たに映画版に曲が足された。例えば、「自信をもって」というマリアが教会からトラップ家に行く時の唄だ。映画はオーストリアの美しい風景をともにマリアの魅力を伝えた。舞台ではどうやるんだろ?
驚いたのは冒頭の名曲サウンドオブミュージックも物凄く大掛かりな仕掛けで野原を駆け回るマリアを舞台で創りだしていた。アンドリューロイドウエッバーは映画を見て、映画の「サウンド」を愛している人がこの舞台を見に来るのだと肝に銘じて本当に新しく作り上げた。だから、映画で使われた曲はすべてあるし、実は映画ではカットになった舞台のみの曲も残した。物凄い数の曲があるのに全部使い、そして、2時間半で終わる。ちなみに映画は2時間50分もある。
唄の数は多い。舞台。それなのに、休憩を除くと実質2時間ちょいで終わる舞台。唄でつないでいくのだが、処理が見事で何か駆け足感がない。全体的にアップテンポで曲は進むのだが今の時代にあっているんだろう。直ぐになれてしまう。子供たちがはすっぱに見えたのは頂けないし、トラップ大佐が上手いのだけれど歳を取りすぎていて気になったけれど、観客の多くが、昔を懐かしみ、子供たちは楽しみ、誰もが納得していた。アンドリューロイドエッバーの力を感じさせてくれた作品だった。舞台の装置は美しく、イメージは壊さず、新たな部分もたしていた。これはできそうでできないことなのだ。最後に一家は山を登って行き終わった。
2008年12月17日
ロンドンパラディウム劇場
アンドリューロイドウエッバー プロデュース
わざわざ「サウンド」を見たのかというと、これをあのアンドリューロイドウエッバーがプロデュースして新制作したからだ。前に別所哲也さんからも面白いよと薦められていた。主役のマリアをテレビオーディションで選んだというのも話題だった。
見て面白かった。元々の舞台版は1950年代の終わりに作られて、1965年にジュリーアンドルーズで映画化された。舞台版で使われた曲が2曲くらいカットされ、新たに映画版に曲が足された。例えば、「自信をもって」というマリアが教会からトラップ家に行く時の唄だ。映画はオーストリアの美しい風景をともにマリアの魅力を伝えた。舞台ではどうやるんだろ?
驚いたのは冒頭の名曲サウンドオブミュージックも物凄く大掛かりな仕掛けで野原を駆け回るマリアを舞台で創りだしていた。アンドリューロイドウエッバーは映画を見て、映画の「サウンド」を愛している人がこの舞台を見に来るのだと肝に銘じて本当に新しく作り上げた。だから、映画で使われた曲はすべてあるし、実は映画ではカットになった舞台のみの曲も残した。物凄い数の曲があるのに全部使い、そして、2時間半で終わる。ちなみに映画は2時間50分もある。
唄の数は多い。舞台。それなのに、休憩を除くと実質2時間ちょいで終わる舞台。唄でつないでいくのだが、処理が見事で何か駆け足感がない。全体的にアップテンポで曲は進むのだが今の時代にあっているんだろう。直ぐになれてしまう。子供たちがはすっぱに見えたのは頂けないし、トラップ大佐が上手いのだけれど歳を取りすぎていて気になったけれど、観客の多くが、昔を懐かしみ、子供たちは楽しみ、誰もが納得していた。アンドリューロイドエッバーの力を感じさせてくれた作品だった。舞台の装置は美しく、イメージは壊さず、新たな部分もたしていた。これはできそうでできないことなのだ。最後に一家は山を登って行き終わった。
2008年12月17日
ロンドンパラディウム劇場
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
HP:
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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