自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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「中村勘九郎は千両役者だ」
演目を選んだのは勘三郎だろうが、勘九郎は見事にこの大役を成し遂げていた。本当に若く真面目に演技に取り組む姿には頭が下がる。僕は大ファンになった。
最初の一声では、あれ誰だろうと思ったのだ。僕は小笠原騒動についてはほとんど知らない。前に見たのかどうかも覚えていないくらい。この悪漢を勘九郎は見事に演じ、もう一役、善人の役との演じ分けも見事。橋之助と2人でこの舞台を支えていた。昼は勘三郎が座長、夜は勘九郎が座長を立派に勤めている。中村屋の家系はこうして見事に引き継がれた。正直言うと、僕はクソ真面目に芝居に取り組む勘九郎の方がご贔屓になってしまったくらい。
ただ、串田和美という素晴らしい演出家のいる昼の部と比べると、現代性という意味合いで、テンポやダイナミズムがイマイチで4時間の長尺はちょっとだれるのだ。平成中村座は定形幕が白、茶、黒で江戸時代はいろんな一座があっていろんなのがあったんだろうなと思いを馳せた。2012年4月17日@平成中村座特設劇場
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プロフィール
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佐藤治彦 Haruhiko SATO
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性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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