自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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監督 和泉聖治
脚本 戸田山雅司
出演 水谷豊 寺脇康文 西田敏行 山中崇 六角精児 木村佳乃 ほか
とにかく見ていて飽きさせない工夫が随所にある和泉監督の職人肌を感じさせる一級エンタテイメント。脚本もテレビドラマを見ている人のテンポや姿勢を忘れない態度が潔い。テレビを見ている感覚と、例えば「風とともに去りぬ」を見ているときの精神状態というか作品に対する距離感って違うんだよね。きちんと観客のことを分かって作り上げるということがどれだけ難しいか。しかも観客はテレビとの距離感で見始めるのだけれど映画ならではのスペシャルも求めるものだから。ややこしい。日本映画は本当に面白くなった。僕の高校時代とはホントに隔世の感がある。
役者も素晴らしい。水谷豊さんがこれほど受けるのも良く分かる。そして、残念なのは、西田敏行さん。本当に面白いが、この人が黒澤明の活躍した時代、小津さんがいた時代に出会っていたらいったいどんな作品を生み出したのだろうと思うと、残念でたまらない。例えば、ね、影武者。
http://www.aibou-movie.jp/#
2008年6月
脚本 戸田山雅司
出演 水谷豊 寺脇康文 西田敏行 山中崇 六角精児 木村佳乃 ほか
とにかく見ていて飽きさせない工夫が随所にある和泉監督の職人肌を感じさせる一級エンタテイメント。脚本もテレビドラマを見ている人のテンポや姿勢を忘れない態度が潔い。テレビを見ている感覚と、例えば「風とともに去りぬ」を見ているときの精神状態というか作品に対する距離感って違うんだよね。きちんと観客のことを分かって作り上げるということがどれだけ難しいか。しかも観客はテレビとの距離感で見始めるのだけれど映画ならではのスペシャルも求めるものだから。ややこしい。日本映画は本当に面白くなった。僕の高校時代とはホントに隔世の感がある。
役者も素晴らしい。水谷豊さんがこれほど受けるのも良く分かる。そして、残念なのは、西田敏行さん。本当に面白いが、この人が黒澤明の活躍した時代、小津さんがいた時代に出会っていたらいったいどんな作品を生み出したのだろうと思うと、残念でたまらない。例えば、ね、影武者。
http://www.aibou-movie.jp/#
2008年6月
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
HP:
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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