佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 そのまま! 競馬予想屋人情喜劇 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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作  水谷龍二
演出 加納新平
出演 ベンガル 藤谷美紀 上杉祥三 山田まりや 大沢健 小宮孝泰 でんでん 山本ふじこ(東京ヴォードヴィルショー)

 笑った。じ−んとした。NHKテレビで放送された作品の舞台化で笑いの要素が一段とパワーアップされていた。ベンガルさんと上杉さんがアドリブを交えながら、舞台上で真剣勝負の笑い合戦。特に上杉さんがこれでもかと、壊れてベンガルさんに挑むとベンガルさんはキートンのようにボケる。いやあスゴい。同じように大沢健さんもベンガルさんに挑む!!それに、でんでんや小宮さんがいるのだから笑いのレベルはパワーアップ。山田まりやさんはキャピキャッピ娘役なのだが、結婚を前後にますます素晴らしい俳優になったと思う。藤谷美紀さんもキレイで素敵なのだが、僕は山本ふじ子さんに釘付け。いやあ素晴らしい。名う手の個性派揃いだからと、埋没しないようにそれに対抗するのではなく、むしろ演技の王道を追求するのである。ひとつひとつのリアクションや佇まいが、場面の空気の通奏低音になっている。見事なコメディアンヌというのは、こう言う女優をいうのではないか!!見て良かった!!




2008年5月26日
シアター1010

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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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