佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 メリーポピンズ 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
[186]  [185]  [183]  [182]  [181]  [180]  [173]  [188]  [189]  [147]  [191
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

キャメロンマッキントッシュ&ディズニープロダクション




この舞台版がロンドンで上演され始めたころ。2005年と思うのだが、その時にも見ているが、これほど原作の味わいを消し去った作品も少なくないと思った。音楽も新曲が中心となり…と文句ばかりとたれていた。今回ニューヨークで再度見て、その思いはあまりかわっていない。音楽に関してはオリジナルのものも中心となっていたが、ストーリーも味わいもやはり壊されたままだった。
 一番の問題点はメリーポピンズそのものにある。この作品は乳母と子供の関係をきちんと描かなくてはならない。敢えていうなら、メリーポピンズが主役ではいけないくらいだ。しかし、ここでは、あまりにも踊り唄い独りでかき回すだけだ。子供への愛情などなにも感じられない。それが台無しにしているのだと思う。ロンドン版と相当違うのかな。ニューヨーク版は味わいもなにもなくなっている。
 映画版やPLトラバースの原作とは全く違うものとして見た方がスッキリする。映画の舞台化は難しいのだとつくづく感じた。
 

メリーポピンズオフィシャルサイト 映像も音楽もあります!



2009年1月15日
ニューアムステルダム劇場(ニューヨーク)
PR
最新記事
(12/25)
(08/05)
(06/30)
(12/16)
(08/21)
(04/10)
(09/25)
(11/30)
(11/18)
(11/03)
(10/04)
(09/19)
(08/28)
(06/25)
(06/10)
(12/30)
(02/21)
(12/31)
(09/28)
(06/09)
(05/12)
(12/31)
(09/08)
(06/02)
(02/09)
プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[08/24 おばりーな]
[02/18 清水 悟]
[02/12 清水 悟]
[10/17 栗原 久美]
[10/16 うさきち]
最新TB
バーコード
ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]