佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団演奏会 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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指揮 グスターヴォドゥダメル
バイオリン ピンカスズッカーマン

曲目 Oliver Knussen作曲 バイオリン協奏曲
   マーラー作曲    交響曲第5番




 ズッカーマンの前半は滞りなく進んだ。後半のマーラー。第一音からオケに走る緊張感が違う。この指揮者はテキストを浮き上がらせ、美しいパッセージを強調してみせる。ラテンらしく音楽の音色とテンポに絶妙の濃淡をつける。おそろしく生命力に溢れたマーラーだった。最後の一音が消えたあとの聴衆の熱狂ぶりはすごかった。本当にすごいブラボーコールで、外人もここまで騒ぐんだといいたいくらいの凄さだった。人々はバーンスタインのマーラーとの比較をしていた。大成功の27歳の指揮者がロスに撮られたことも悔やんでいた。アランギルバートが2010年からシェフになるわけだが大変だなあと思った。




1981年べネスエラのバルキシメント生まれ、2004年の第1回グスタフ・マーラー指揮者コンクールに優勝し、世界の檜舞台に躍り出た25歳の俊英、グスターボ・ドゥダメル。以降、フィルハーモニア管、マーラー・チェンバー・オケ、イスラエル・フィル、エーテボリ響、ローマ聖チェチーリア管、ヴェルビエ・フェスティバル管、カメラータ・ザルツブルク、ロイヤル・ストックホルム・フィル、フランス放送管、ロサンゼルス・フィル、バーミンガム市響、ドレスデン国立管、ロイヤル・リヴァプール・フィル、フランクフルト放送響、スカラ・フィル、ケルン・ギュルツェニヒ管、ボストン響、ベルリン国立歌劇場、スカラ座を指揮。2007年の予定は、ロス・フィル、ナショナル・アーツ・センター管(カナダ)、バーミンガム市響、フィルハーモニア管、バンベルク響、チェコ・フィル、シカゴ響、イスラエル・フィル、エーテボリ響、ロッテルダム・フィル、ウィーン響、ウィーン・フィル、ベルリン国立歌劇場、フランス放送フィル、ゲヴァントハウス管、ニューヨーク・フィル、他。
2007/8年シーズンからエーテボリ交響楽団の首席指揮者に就任、また、2009/10年シーズンからサロネンの後任としてロサンゼルス・フィルの音楽監督就任も決定。

 2009年1月16日
 アビリーフィッシャーホール(ニューヨーク)
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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