佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 瀕死の王 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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作 イヨネスコ
演出・美術 佐藤信
出演 柄本明 佐藤オリエ 高田聖子 ほか




 鴎座もいいのですが、佐藤信さんにきちんとした予算を渡せばここまでの作品を作り上げてくれるということをきっと証明してくれるのではないかと思います。イヨネスコは言葉だけで、いままで対峙したことのない作家です。それを佐藤信さんという知性だけに頼らない感性の持ち主を通してみる。壊すことを厭わない。巨匠になることを拒み続ける巨匠によって作られる楽しみがここにはあります。
 難しそうだと怖がらずにぜひご覧あれ!こういう壁の高いものこそ超一流のスタッフキャストで観なければ乗り越えることはできません。ちょうど、シュトックハウゼンの音楽の最高のインタープリターがマウリッィオポリーニであるように。

2008年9月
あうるすぽっと

 最終日に見た。やっぱり見ておかなくちゃと思ってみた。スゴかった。こんなに面白い作品だと思わなかった。ある国王の臨終までの葛藤を描いた作品で、生にしがみついていた国王が次第に死を受け入れて死んで行くまでの話なのだ。それが、柄本明という肉体と精神を通して本当に面白く本質的で現代的な作品になっていた。佐藤オリエ、高田聖子さんという二人の女優さんも素晴らしく、今年屈指の傑作。
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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