自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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ケビンスペイシー デビッドスロートン 出演
トレバーナン演出
イギリスにこの芝居をみるために行った。しかし、心配だった。戯曲を読んだこともどんなストーリーかも知らないし、ましてや、ダーウィンの進化論にまつわる裁判もの。それでもトレバーナンの演出、ケピンスペイシーが大評判ときいたらどうしても行きたくて。何百も見たロンドンの芝居なのに考えてみたらオールドビック劇場は初めて。何て素敵な劇場なんだ。新しく面白いものをやるという清新さが伝統なのだ。
そして、非常に重たいテーマを日に洒脱に、しかし掘り下げて芝居は進んだ。実年齢よりも老けた格好のスペイシー氏は、実にクリアな発声で、そして、台本というよりも絶妙の間合いで笑いを作って行く。その作り上げた人間像は非常にクリアでシューレリアリストの絵画のような明確なアウトラインが引かれ、ちょっとまぶしいくらいの色が配色されていた。2時間半の芝居は何ら退屈することなく、そして語学の問題もなく終わって行った。実はチケットが取れなくてに立見で見た。見て本当に良かった。ロンドンでこの芝居を見たことは長く覚えて行くだろう。
オールドビック劇場(ロンドン)
2009年11月29日
トレバーナン演出
イギリスにこの芝居をみるために行った。しかし、心配だった。戯曲を読んだこともどんなストーリーかも知らないし、ましてや、ダーウィンの進化論にまつわる裁判もの。それでもトレバーナンの演出、ケピンスペイシーが大評判ときいたらどうしても行きたくて。何百も見たロンドンの芝居なのに考えてみたらオールドビック劇場は初めて。何て素敵な劇場なんだ。新しく面白いものをやるという清新さが伝統なのだ。
そして、非常に重たいテーマを日に洒脱に、しかし掘り下げて芝居は進んだ。実年齢よりも老けた格好のスペイシー氏は、実にクリアな発声で、そして、台本というよりも絶妙の間合いで笑いを作って行く。その作り上げた人間像は非常にクリアでシューレリアリストの絵画のような明確なアウトラインが引かれ、ちょっとまぶしいくらいの色が配色されていた。2時間半の芝居は何ら退屈することなく、そして語学の問題もなく終わって行った。実はチケットが取れなくてに立見で見た。見て本当に良かった。ロンドンでこの芝居を見たことは長く覚えて行くだろう。
オールドビック劇場(ロンドン)
2009年11月29日
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
HP:
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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