自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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シューマン:アラベスク op.18
SCHUMANN : Arabesque op.18
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
LISZT : Sonate en si mineur
ドビュッシー:忘れられた映像
DEBUSSY : Images oubliées
ゆるやかに(メランコリックにやわらかく) Lent (Mélancholique et doux)
サラバンドの動きで Dans le mouvement d'une “Sarabande”
きわめて速く Très vite
ドビュッシー:映像 第1集
DEBUSSY : Images première série
水の反映 Reflets dans l’eau
ラモーを讃えて Hommages à Rameau
運動 Mouvement
ドビュッシー:映像 第2集
DEBUSSY : Images deuxième série
葉ずえを渡る鐘の音 Cloches à travers les feuilles
そして月は廃寺に落ちる Et la lune descend sur le temple qui fut
金色の魚 Poissons d’or
「僕はとても好きなピアニストに出会った」
ベロフは前に聞いたことがあったかなあ。既に名匠なのに、聞いた覚えがない。あったとしても協奏曲だろうと思う。もしかすると、20年以上前にロンドンで聞いたかもしれない。それほどなので、初めて聞いたのも同じ。体調は悪かったがチケット代が事実上S席2000円とディスカウントされていてこれは聞きにいけとの命だと思って聞きにいった。
ドビッシーの演奏は、僕はやはりミケランジェリのCDと生演奏のことを意識せずにはいられない。ミケランジェリとポリーニ。今日のベロフは二人と違うものだった。ポリーニやボゴレリッチなどで激しいリストも聞いたけれど、今日のベロフはそれも違った。何だろう。見事に掘られたルネサンスの彫刻のようなポリーニやミケランジェリの演奏や、独自の世界に引き寄せるボゴレリッチの演奏とも違ってベロフのピアノはもっと ふわっとしている。
初めて聞くのにこんなこと言うのはいけないのかもしれないが、自分の感情や感性に従っているような気がしたのだ。構築性といったことよりもその時々の瞬間を信じるというか。ちょっとジャズな感じというのかなあ。これらの曲をきちんと理解しているわけではないのだけれど、生まれてくる感性に従ってみたらこうなったという。そんな気がしたのだ。それはシューマンにも感じられた。
2011年11月26日@すみだトリフォニーホール
SCHUMANN : Arabesque op.18
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
LISZT : Sonate en si mineur
ドビュッシー:忘れられた映像
DEBUSSY : Images oubliées
ゆるやかに(メランコリックにやわらかく) Lent (Mélancholique et doux)
サラバンドの動きで Dans le mouvement d'une “Sarabande”
きわめて速く Très vite
ドビュッシー:映像 第1集
DEBUSSY : Images première série
水の反映 Reflets dans l’eau
ラモーを讃えて Hommages à Rameau
運動 Mouvement
ドビュッシー:映像 第2集
DEBUSSY : Images deuxième série
葉ずえを渡る鐘の音 Cloches à travers les feuilles
そして月は廃寺に落ちる Et la lune descend sur le temple qui fut
金色の魚 Poissons d’or
「僕はとても好きなピアニストに出会った」
ベロフは前に聞いたことがあったかなあ。既に名匠なのに、聞いた覚えがない。あったとしても協奏曲だろうと思う。もしかすると、20年以上前にロンドンで聞いたかもしれない。それほどなので、初めて聞いたのも同じ。体調は悪かったがチケット代が事実上S席2000円とディスカウントされていてこれは聞きにいけとの命だと思って聞きにいった。
ドビッシーの演奏は、僕はやはりミケランジェリのCDと生演奏のことを意識せずにはいられない。ミケランジェリとポリーニ。今日のベロフは二人と違うものだった。ポリーニやボゴレリッチなどで激しいリストも聞いたけれど、今日のベロフはそれも違った。何だろう。見事に掘られたルネサンスの彫刻のようなポリーニやミケランジェリの演奏や、独自の世界に引き寄せるボゴレリッチの演奏とも違ってベロフのピアノはもっと ふわっとしている。
初めて聞くのにこんなこと言うのはいけないのかもしれないが、自分の感情や感性に従っているような気がしたのだ。構築性といったことよりもその時々の瞬間を信じるというか。ちょっとジャズな感じというのかなあ。これらの曲をきちんと理解しているわけではないのだけれど、生まれてくる感性に従ってみたらこうなったという。そんな気がしたのだ。それはシューマンにも感じられた。
2011年11月26日@すみだトリフォニーホール
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
HP:
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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