佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 ソラオの世界 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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西田シャトナー/作演出
大山真志、平野良、渡邊小百合、保村大和、原田麻由、高崎翔太、土屋研二、藤沢瀬里菜、中津五貴、青木一世、三木崇史、兼崎健太郎 出演


 「情熱と知性」
 西田シャトナーさんの演劇ならではの世界が今回もそこにはあって、若い俳優達や土屋研二や保村大和などのベテランに混じって大活躍。見ていて元気の出る芝居だった。スケールのでかいストーリーと閉じこもる若者の内側と外側を描き、誰もが次への一歩を踏み出すため大きな後押しにもなる。
 こうした作品に挑戦する俳優は生半可では対応できない。それこそ心血を注がないと舞台で死んでしまう。そこから放たれるエネルギーは観客を包み込んでいく。そして、いつの間にか、何もない舞台に全てのものが見えてくる。それが西田ワールドなのだ。時おり台詞が不明瞭になるところがある。役者にとっての表現は台詞だけではないのでそれは受け入れられるのだが、時おり説明台詞でそれがあるのが残念だった。劇団たいしゅう小説家の企画の上演。キティフイルムプレゼンツ。若い俳優にとって西田作品に出る事は間違いなく俳優としてのスケールを拡げてくれるだろう。できれば満員の観客に見守られるとさらにいいのになとも思った。
2011年10月8日@前進座劇場
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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