佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 チャリT企画 アンポテンツ 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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楢原拓 作演出
内山奈々 田端玲美(カムカムミニキーナ)ほか 出演
 



 作品に安保も突入も感じない。ああいった時代の空気は全く感じない。安保の学生運動の闘志たちは出てくるのだが、あくまでも現代の人間の匂いしかしない。
 芝居の最後まで開かない巨大な門と壁。その向こうとこちら、見たいという気持ちと、守られているという印象。そんな中で繰り広げられる人間たちの不条理な大騒ぎの中から、何か本質的なものが見えてきて、それが現代への軽やかな提示がある。芝居の幕切れあたりで、いろんなことをコトバにせずに走り抜けた方が良かったのに。楢原君はきっと繊細で心配性で、、、、とにかく、、、だから書いてしまったんだと思うけれど。
 楢原君の作った芝居の中でもとびきりに良く出来た作品だった。


2010年5月1日 王子小劇場
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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