佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 2002年一行レビュー 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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12/30-12/30「エンブナイト」(演劇ぶっく通巻100号記念 )@本多劇場
−感想− 12/31 楽しかった。しかし、評価の対象となるものではないでしょう。また、このようなバラエティをするときの時間配分はやっぱり大切で、僕は仕事があったので見たいものがほとんど見られず悔しかった。でも、またこのような会をやって欲しいと思った。 (佐藤治彦)
12/26-12/30「起きてる者はいないのか! 」(猫のホテル)@ザ・スズナリ
無星   12/31 心は3★。が「ジーザスクライストスーパースター」映画版のなぞり。衣装やキャラの作り方まで同じ。挙げ句のはてに「スーパースター」まで唄わせた。オマージュまでには昇華されていない。しかし、人に何と言われようと、21世紀のこの時にキリストを取り上げた意義は非常に高い。もし、千葉が「JCSS」をなぞるよりいい題材を思い浮かばなかったのなら、それは正しい選択。ただ、プログラムなどで、出典を触れるべき。 (佐藤治彦)
12/26-12/30「起きてる者はいないのか! 」(猫のホテル)@ザ・スズナリ
無星   12/31 心は3★。が「ジーザスクライストスーパースター」の映画版をなぞり。衣装やキャラの作り方まで同じ。挙げ句のはてに「スーパースター」まで使用。オマージュまでには昇華されていない。しかし、人に何と言われようと、21世紀のこの時にキリストを取り上げた意義は非常に高い。もし、千葉が「JCSS」をなぞるよりいい題材を思い浮かばなかったのなら、それは正しい。ただ、プログラムなどで、出典を触れるべき。 (佐藤治彦)
12/ 5-12/29「月光のつゝしみ」(竹中直人の会)@本多劇場
★★★★ 12/29 そりゃあ、もちろん素晴らしい演技に素晴らしい本、本多劇場も花だらけ。だけど、竹中直人さんの舞台に対するいつものスタンスと違う感じがした。面白かったけれど、何か…。篠原ともえが良かった。 (佐藤治彦)
12/20-12/22「マリー・クリスマス」(東京サギまがい)@新宿アイランドホール
★★★  12/23 ダンカンが本を書くというので見に行った。ベタベタな笑いで寄り道せずに押しとおした。結構笑ってしまった。笑って笑ってちょっと泣かせたいという王道路線。俳優は若手も含めてそこそこ。美術がヒドイのが欠点。三ツ星はおまけかな? (佐藤治彦)
12/15-12/15「CABALLET NIGHT FEVERったら」(HIGHLEG JESUS )@歌舞伎町クラブハイツ
−感想− 12/16 演劇的な要素があまりにもないので評価はいたしません。役者の物凄いパワーに頭が下がる思いですが、痛々しく笑えません。河原さんにも傷ついて欲しかったです。 (佐藤治彦)
12/ 4-12/15「盟三五大切」(流山児★事務所)@ベニサン・ピット
★★★  12/16 流山児★事務所の作品として良く出来ていました。ベニサンならではの演出もされていた。二時間でスピーディに見せることに成功。もっと井沢、佐藤華子、若手に活躍の場があれば良かった。関根はコメディ路線の方がいい。中村も重責を果していた。面白かったです。 (佐藤治彦)
12/11-12/15「応急エステティック」(演劇弁当猫ニャー)@新宿スペース・ゼロ
★★   12/16 池谷のぶえショー。池谷は面白いけど、あとは?本もそこそこって感じでした。拙者ムニエルが出てきたところが学芸会ぽくて面白かった。コントをやりたいなら真剣にコントをやったほうがいいし、演劇をやりたいなら演劇をやったほうが良いと思う。二つ星は世間の評価がいいので厳しきしてみました。気持ち的には2.5★ (佐藤治彦)
12/12-12/22「東京のSF」(NYLON 100℃ )@シアターアプル
★★★  12/13 歌舞伎の顔見世興業的な楽しさ。しかし3時間15分は長い。新人が出てくると緊張感が切れ長さを感じてしまう。もう少し刈りこんだら最高だと思う。ケラさんなので、厳しく。 (佐藤治彦)
12/ 5-12/ 8「エメラルド」(カムカムミニキーナ)@シアターアプル
★★★★ 12/06 大傑作!この素晴らしい芝居を見ないのは絶対に損だ。本がいい。藤田がいい。八嶋がいい。市川がいい。山崎がいい。小林がいい。松村がいい。なのに前売り4000円で安い。 (佐藤治彦)
11/30-12/ 8「ダイアナ牧師の大穴」(自転車キンクリートSTORE )@新宿スペース・ゼロ
★★★  12/05 正直申し上げて賛美歌だけでミュージカルナンバーを持っていくのは無理がありました。台本にも一工夫あったら何回も再演される作品だと思います。俳優はとてもいいです。いつもながら非常にレベルの高い企画だとは思う。 (佐藤治彦)
11/16-12/ 1「透明人間の蒸気」(筧利夫・小西真奈美出演)@青山劇場
★★★★ 12/01 筧さんは正直あまりよいとは思えないが、小西が輝いていたことと、脇の役者が充実。赤塚(北区つか)、伊達(阿佐スパ)、村内(扉座)、布川、宮内など劇団に帰れば主役を張る連中が照明のない中で命がけで演技していた。それが全体の水準を高めたと思う (佐藤治彦)
11/30-12/ 1「THE END AGAIN again 」(ランニングシアターダッ…)@シアターアプル
★★★★ 12/01 誰もが熱くなって感動できる青春ものとして、今回もよくできていた。上瀧という役者は本当に技術と思いのあるいい役者です。この劇団はいい役者がいっぱいいます。そして、いつもながら照明がすごかった。もっと客が入らないのが不思議だ。キャラメルの好きな人なら絶対見て感動すると思うのだけれど。 (佐藤治彦)
11/27-12/ 1「9 trippers/JAM EXPRESS 」(くろいぬパレード)@シアターモリエール
★★   12/01 何も言いたくない。自ら傑作として、この作品を再演した理由がわからない。イケタニさんは才能ある人だと思うけれど。星は、岩淵、中根、及川に。立花も頑張っていた。好きな劇団だけにこういうのを見せられると辛い。 (佐藤治彦)
11/14-11/23「セールスマンの死」(無名塾)@世田谷パブリックシア
★★★★ 11/20 仲代達也さんがすごい…のは当たり前だけど、無名塾の役者さんが非常にいいんです。小宮、進藤が魅力ある演技。アーサーミラーの傑作はこれほど、しっかりしてなければ太刀打ちできないでしょう。 (佐藤治彦)
11/15-11/18「15の夜(仮)」(宇宙レコード)@原宿アストロホール
★★★★ 11/18 これは芝居ではないけれど、面白かったことが事実だからさ、4つ星でもいいじゃないかってな感じ。21世紀のザ・ドリフターズの登場です。 (佐藤治彦)
11/13-11/18「男の夢」(ポツドール)@駅前劇場
★★★  11/17 一部で過激路線ゆえに破綻するであろうと言われていたポツドールだが、何とか(見事じゃない)危機を乗り切った勝負作だった。とにかく吐夢さんが入っていたのが勝因のひとつである。三浦君ってしたたかだなあ。ただし、僕の評価はポツドールにとって一番嫌な、2星か3星だな。中間くらいかな。無星も4つ星もつけられない。ゆるいポツドールでした。 (佐藤治彦)
11/ 9-11/24「マイ・ロックンロール・ス…」(長塚圭史作・演出)@PARCO劇場
★★★★ 11/11 長塚脚本のすばらしさ、演出が透徹されているところ。初パルコ進出の重責を見事なレベルでやりきった。そして、中山の素晴らしさ。野際を初めとする重鎮に負けない名演で、朋友長塚の作品を盛り上げた。すごい。カッコいいぞ! (佐藤治彦)
11/ 6-11/10「All Japan 演劇 Festival」(スパーキング・カンパニー)@STスポット
★★★  11/11 とても良くできていた。しかし、芝居としての肝がもひとつ足りない。音楽、照明、美術から、役者の一瞬一瞬の立ち姿まで非常に美しかった。村上聡一は稀な存在感で非常に印象に残る。 (佐藤治彦)
11/ 9-11/19「ボクを堕ろして」(双数姉妹)@THEATER/TOPS
★★★★ 11/10 演劇的にも、戯曲としても、ユーモアも、出演者とそのキャラも、とってもいいものを拝見させていただけました。双数姉妹はこんなに魅力的な役者だらけだったのかと改めて認識。特に野口最高。 (佐藤治彦)
10/30-11/16「エデンの南」(西村雅彦・高橋ひとみ出演)@青山円形劇場
★★★  11/07 本がつまらない。芸達者の役者たちに支えられて何とか見られる作品。広いものは袴田吉彦。説得力のあるいい声していて驚いた。いい演出家に出会えると化ける俳優だ。 (佐藤治彦)
11/ 2-11/24「花たち女たち」(水谷八重子・波乃久里子)@新橋演舞場
★★★★ 11/03 笑える。嬉しい。楽しめる。そんな気持ちが沸いてくる芝居。波野さん、水谷さんにこれほど楽しませてもらうとは思っていなかった。新派のイメージ一新、でも新派なんだよね。こういう演出いいです。 (佐藤治彦)
10/24-10/27「今回もコントだけ」(明石屋さんまプロデュース)@恵比寿ザ・ガーデンホ
★★★★ 10/27 明石家さんまとラサール石井という同じ関西出身ながらも違っていて、それぞれの頂点を極めていて、互いに認め合っている二人の男が命がけで笑わせる。 (佐藤治彦)
10/18-11/ 3「バッファローの月」(加藤健一事務所)@本多劇場
★★★★ 10/20 翻訳コメディは日本で上演されると本来の持ち味をなくして面白さが激減するのが通常だが、加藤健一事務所の公演は、その部分で問題がない。今回も非常にレベルが高く面白く満足させられた。キャロルバーネットも真っ青だろう。 (佐藤治彦)
10/17-10/21「ウミガメと少年と…」(外波山文明ひとり芝居)@シアター・ブラッツ
★★   10/19 脚本や演出では工夫の余地が多々あること。沖縄の言葉がいまいちだったことなどもあるが、外波山さんはこの作品をこれから練り上げていくのだろう。3年後にもう一度みたい。 (佐藤治彦)
10/ 5-10/24「新・明暗」(二兎社)@シアタートラム
★★★★ 10/19 漱石が客席にいたら喜んだろうなあ〜と思うくらいに素敵な空間だった。人間の傲慢とおろかしさと、一人では生きていけない哀しさをとてもうまく描いていた。当日券も売切れで立ち見(3500円)で鑑賞。疲れた〜。 (佐藤治彦)
10/ 9-10/26「業音」(大人計画日本総合悲劇協会)@草月ホール
★★★★ 10/14 すごいことが起きていた。人生に対する深い洞察。現代的な醒めた視線。笑いで包むサービス精神。体当たりでココロからあふれ出る演技。ああ、これは、これは、これは。 (佐藤治彦)
10/ 9-10/14「握手したら指を数えろ」(ペンギンプルペイルパイ…)@中野ザ・ポケット
★★★  10/14 この芝居の評価って三ツ星が多いじゃないですか。よく分かるなあ。二つでも四つでもない。三つ。つまり、ねじれた空間での人間関係がうまく描かれているんだけど、何か四つ星じゃないよなと思わせるものがあるんです。もちろん小林、朴本などすばらしい役者を得て、演技は申し分ないんです。う〜ん、何が足りないんだろう。こう思わせるのが目的だったりしてなあ。 (佐藤治彦)
10/12-10/27「幕末幻妖伝」(S.E.T.)@サンシャイン劇場
★★★  10/13 何も残らない笑いは好きだ。これは、これは上等のコメディだし派手なアクションも満載。が、これって全部テレビで見れるなと思ってしまう。何か劇場ならではのものが欲しい。そして、三宅、小倉がいないと正直言って辛い。若い奴らでこの二人を倒す迫力のある人がいないのです。その点では文学座、俳優座、民芸よりも危機的状況だと思いました。 (佐藤治彦)
〜10/13 村井志魔子作演出「広島の女」@「劇」小劇場
−感想− 10/13 2部構成なんだけど、真帆志ぶきがうまいんですよ。衣装とか美術とか豪華だし、その歌唱はなくなった越路吹雪を思わせる名演です。広島とチェコにこだわる三島由紀夫世代の村井志魔子の情念をもっと多くの人が知るべきだよなあ。 (佐藤治彦)
10/9-24「マクベス」(蜷川幸雄演出)@シアターコクーン
★★★★ 10/10 「ニナガワ・マクベス」には敵わないだろうと思っていた自分がオバカ。視覚的、聴覚的に誰にでも理解されるマクベスです。ただ、唐沢さんはうまいんだけど何か足りない感じはしたなあ。とにかく蜷川さんってやっぱりすごいや。そして、今年はやはり大竹しのぶの当たり年だと思うな。3人の魔女など脇がいいんだけど、とにかく馬の動きまでもがいいんです。馬なんだけど芝居を邪魔しない。すごいなあ。 (佐藤治彦)
10/ 3-10/ 6「無限の太陽」(百式亜熱帯)@中野ザ・ポケット
★★   10/07 役者はよく訓練されているが、訓練しても笑いの空間は作り出せない。台本が空回り。笑いを取ろうとする努力は買うけれど、役者はいいので次回に期待。旗揚げなので★ひとつおまけ。 (佐藤治彦)
10/ 2-10/ 6「じゃんけんぽん」(朝倉伸二プロデュース)@OFF・OFFシアター
★★★  10/07 超魅力的な二人の役者の芝居だけに期待があまりにも高すぎた。朝倉さんには、いつもの舞台とまったく違うキャラを演じて、こんなところもあるんだぜ!とやって欲しかった。 (佐藤治彦)
10/ 3-10/ 7「Sindbad 」(Cretan Crete)@シアターモリエール
★★   10/07 うまいところに目をつけたと思うのですが、役者の魅力がいまいち。笑いを筋以外の小ネタばかりに頼るので話がますます弱くなる。美術が凡庸。一番いいのはチラシでした。期待の劇団だけに残念 (佐藤治彦)
10/ 6-10/ 6「寄席らさある亭」(ラサール石井P)@サザンシアター
★★★★ 10/07 ★★★★★★…とつけたくなるくらいの充実した空間。40分以上のヤス・キヨ。至芸いとしこし、若手の麒麟、おぎやはぎが東西の漫才の魅力を!でんでんさんにハッピーにされ、文句なしに今年最高の寄席だと思うのです…。 (佐藤治彦)
9/10- 9/15「リチャード2世 」(ベルリナー・アンサンブル)@シアターコクーン
★★★★ 09/14 大傑作。シェイクスピアを見に行くなんて大それた構えは不要で、ドイツの表現主義のもっともいいものを見せてもらった感じだ。役者やスタッフだけでなく土、水、肉体、音(ここでのドイツ語がほんとに美しかった)が融合しアンサンブルを作り上げていた。必見。日本語通訳も良かった。 (佐藤治彦)
9/13- 9/16「ナク/ナラ/ナイ」(RONNIE ROCKET )@ザムザ阿佐ヶ谷
★    09/14 とても期待して出かけたので肩透かしを食らった感じだ。多くの役者は面白いのだが、戯曲がひどい。いろいろとやりたいことがありすぎて焦点がぼけている。ナクラナライではなく、オモシロクナイでした。 (佐藤治彦)
9/ 1- 9/23「パパの明日はわからない」(ふるさときゃらばん)@赤坂ACTシアター
無星   09/04 あまりものつまらなさに唖然。救いようのない作品で、数年ぶりに休憩後、劇場をあとに…。音楽、ダンス、脚本、美術、俳優…。何一つ見所のないものでした。 (佐藤治彦)
8/14- 8/21「きゅうりの花」(MONO)@ザ・スズナリ
★★★  08/16 面白かったです。人間関係が良く描かれていて、笑いが作りでなく普通の人間関係から立ち上がるのは良いですね。 (佐藤治彦)
7/25- 8/ 7「太鼓たたいて笛ふいて」(こまつ座)@サザンシアター
★★★★ 08/14 ああ、いい作品を見た。大竹しのぶを始め珠玉のキャストは決して役自身より自らが前に出るということをしない。一体化している。井上戯曲としても非常にレベルが高い。井上級の人があと1人井上の同世代でいれば新劇はもっと活き活きしていたんだろうなあと思ったしだい。 (佐藤治彦)
8/ 2- 8/17「ポルノ」(阿佐ヶ谷スパイダース)@TOKYO FMホール
★★★  08/12 いいねえ、面白いねえ。もっと深くいけるエピソードはあるものの、いい。面白い。長塚氏の社会に対してポジティブで希望を持っているところがいいです。星4つでもいいくらいかな? (佐藤治彦)
8/ 8- 8/14「ライアー・ガール」(DIRT1600)@アートスフィア
★★★★ 08/10 観客が見たい小池栄子も観客に見せたい小池栄子もあった。坂田あきらさんを始めとする喜劇陣の力量のすごさ、演劇として本当に完成度が高い。ラサール石井の才能に感服。必見。こういう芝居が演劇ファンを増やすのだ。 (佐藤治彦)
8/ 7- 8/11「FAT OLD SUN 」(Chintao Records )@THEATER/TOPS
★★   08/09 台本が軽いというよりも浅い。役者の個性に頼りがちなのに、それは薄い。とても暑い日なのに交わされるギャグは寒い。劇団名の「チンタオレコード」はとてもセンスがあっていいと思います。 (佐藤治彦)
8/ 2- 8/11「新羅生門」(扉座)@シアターサンモール
★★★★ 08/06 正直言って見る前々では☆2つがいいとこか…と思っていたら、茅野演出のいいこと。原作を大切にしながら現代の息吹をうまく吹き込んだ。新人ばかりのキャストも青い演技ながら、21世紀にこの作品を上演するのに相応しかった。アイノリの人はこの作品に関しては超OK。是非見るべし。 (佐藤治彦)
7/27- 7/28「フォッシー」(ボブ・フォッシー振付)@フェスティバルホール
★★   08/04 昨年はオリジナルの振り付けを大切にしていたが…今年は。そして、非常に短くなったことも残念。チケット代が高いので星2つ。 (佐藤治彦)
7/26- 8/11「CVRチャーリー・ビクター… 」(燐光群+グッドフェローズ)@ザ・スズナリ
★★★★ 08/01 圧倒的迫力。「スターウォーズ」?。作り物の作品と違う真の迫力、スペクタクルがこの作品にはある。そして、死に直面しながらも懸命に挑み続ける人間の素晴らしさ。この作品は素晴らしい人間賛歌に仕上がっている。必見。星をあと2つは欲しい。6つくらいつけたいのだ。 (佐藤治彦)
7/25- 7/30「BRIDGE」(ランニングシアターダッ…)@シアターサンモール
★★★  07/28 良かったです。元気がでる芝居といえば、今はRTDです。俳優も基本が発声がきちんとできている人が多く気持ちがいいです。お勧めです。 (佐藤治彦)
7/16- 7/21「トマス・エドワーズさん…」(故林広志prd.)@THEATER/TOPS
★★   07/22 シュールな笑いを目指されているのでしょうか?俳優が消化不良の感じがするし、役者が受身の感じなんです。肝となる役者が不在のために笑いのルールというかリズムが出来上がっていない感じがしました。 (佐藤治彦)
7/13- 7/22「東京ウェポン」(椿組)@新宿・花園神社
★★★★ 07/19 話が非常に重層的で、いろいろと読み解ける台本を書いた松村のスマッシュヒット。松村も閉ざされた空間ではこのような作品は書かないだろう。役者も良くて、演劇を見る喜びに溢れた作品だ。 (佐藤治彦)
7/ 9- 7/28「Swing!」(ジェリー・ザックス)@オーチャードホール
★★   07/17 すばらしく身体の動くアスリートのショウ。最近多いブロードウェイの傾向だけれど、フォッシーのようなオマージュなどがあるわけでもなし。技術の高さに驚いたが、心はあまり打たない。テレビ朝日の宣伝攻撃で客席は満杯だが… (佐藤治彦)
7/12- 7/28「クラス・アクト」(ロニー・プライス演出)@赤坂ACTシアター
★★★★ 07/17 これは芝居好きにはたまらない作品だ。心をうつストーリーがスピーディーな展開で楽しめる。そして、役者の個性に実力。簡素なセットだが、音楽、適切なダンスなど最高。字幕もありがたい。必見。 (佐藤治彦)
7/12- 7/28「クラス・アクト」(ロニー・プライス演出)@赤坂ACTシアター
★★★★ 07/17 これは芝居好きにはたまらない作品だ。心をうつストーリーがスピーディーな展開で楽しめる。そして、役者の個性に実力。簡素なセットだが、音楽、適切なダンスなど最高。字幕もありがたい。必見。 (佐藤治彦)
6/28- 7/ 7「あほんだらすけ14th」(東京ヴォードヴィルショー)@ザ・スズナリ
★★★★ 07/02 笑った。そして、コメディを長年やってきたからこその品格ある笑い。一部若手芸人のこれでもか!というのと違うんですよね。いやあ、楽しかった。 (佐藤治彦)
6/19- 6/30「詩のしの詩」(宇宙堂)@本多劇場
★★★★ 06/30 詩と詞が観客である僕のさまざまな思い出を照らし出す。とても詩的で演劇的で。 (佐藤治彦)
6/19- 6/25「地獄八景亡者戯」(AGAPE store )@青山円形劇場
★★★★ 06/21 知性とシニカルな視線がある上に、この演劇者としての技術の豊富さ。にくいくらいに面白い。チケット完売がうなずける。4500円は安かった。 (佐藤治彦)
5/17- 5/26「Vampire Hunter」(Cretan Crete)@早大劇研アトリエ
★★★★ 05/26 個人的趣味ではファンタジー?路線は駄目だが、台本や演出が既に一流のものであることは事実。その上、役者に花がある。馬渡、原、唐橋は必ず売れますね。早稲田のアトリエはすごいことが起きている! (佐藤治彦)
5/22- 5/26「ジンジャーブレッド・レディ」(池畑慎之介・芳本美代子)@博品館劇場
★★★  05/26 久しぶりのニールサイモン。アメリカ演劇界の奥深さを感じさせてくれるものだった。芳本美代子さん、池畑さんら出演者も適度にアメリカぽく、適度に日本人でよかった。翻訳ものは、そこがつらいのです。 (佐藤治彦)
5/ 4- 5/30「欲望という名の電車」(蜷川幸雄演出)@シアターコクーン
★★★★ 05/26 圧倒的な面白さ。蜷川マジックは最初の30秒で僕らを南部に連れて行く。寺島しのぶが超名演。大竹しのぶはブランチでありながら笑いを取る。とにかくすごい。当日立見席(2000円〜)あるので是非。 (佐藤治彦)
5/ 9- 6/ 1「幽霊はここにいる」(KOKAMI@network)@サザンシアター
−感想− 05/24 10個くらい下、佐藤治彦さんの 「何でこんなに悪い評価なのか考えたら、やっぱ皆さん、コーカミ作が欲しかったんじゃないのかな」 に星4つ。確かにそう思いました。 (西川稔)
5/ 9- 6/ 1「幽霊はここにいる」(KOKAMI@network)@サザンシアター
★★★★ 05/23 あまりにも悪い評価だったので行くのが怖かったが、面白かった。役者がとてもいいし、北村は何やってもうまいし、めだかさんはピカイチの素晴らしさ、女優陣はもう最高!ということで、何でこんなに悪い評価なのか考えたら、やっぱ皆さん、コーカミ作が欲しかったんじゃないのかな。ああ、見に行って良かった。4つ星と3つ星の間の評価をしたいけど、他があまりにもシビアなので! (佐藤治彦)
5/18- 5/26「南北オペラ−金幣猿嶋郡」(花組芝居)@シアターアプル
★★★★ 05/19 これはすごい。このサイケな美意識で舞台を貫徹させるすごさ。ストーリーもあるけれど、もうそんなことからは離れて、目の前で起きている極彩色の歌芝居を心から楽しんだ。必見。 (佐藤治彦)
5/15- 5/20「十年家族」(くろいぬパレード)@シアターモリエール
★★   05/19 こんなに凝ったセットをモリエールで見たのは久しぶり。脚本と演出にもう少し工夫が必要だけど、十分楽しめたことも事実。 (佐藤治彦)
5/ 2- 5/27「居残り佐平次」(風間杜夫・平田満出演)@明治座
★★★★ 05/12 水谷氏の力量に感心。星屑軍団がやはりいい。ラサールさんの鹿児島弁。小宮さんの笑い声、渡辺さんのあえてケチをつけようとすれば前半の話の展開に多少のダレを感じることかな? (佐藤治彦)
3/27- 4/ 7「No.2」(ラサール石井プロデュース)@THEATER/TOPS
★★★★ 03/31 47歳。不思議な年齢の憂いと焦り。水谷作品の中でも傑作中の傑作では?追加公演もほぼ完売だが、4日ソワレ余裕あるらしい。再演望む。 (佐藤治彦)
2/22- 2/24「ボクのサンキュウ」(ランニングシアターダッ…)@シアターモリエール
★★★  02/23 いつものRTDと違うテイストが楽しめるのは岡部作だから。この劇団の役者の力量が分かる作品。特に上瀧と平本が好演。明日の追加公演午後5時からは当日券あるそうです。気持ちが寒い人どうぞ。 (佐藤治彦)
2/13- 2/24「OUT 」(自転車キンクリートSTORE )@PARCO劇場
★★★★ 02/20 これは面白い。役者さんたちは総じていいけれど、ピンクの電話の竹内都子が、あれほど上手いとは!驚いた。要注目。 (佐藤治彦)
2/ 1- 2/26「喜劇 地獄めぐり 」(藤山直美・中村勘九郎出演)@新橋演舞場
★★★★ 02/20 僕は面白くて泣けて楽しめて、役者の芸があるのを知ってわくわくして、客席と一緒になって盛り上がる。そんな芝居が素直に大好きなので文句なしです。ラサール石井は誰がなんと言おうと凄いです。天才です。 (佐藤治彦)
2/14- 2/20「美談」(カムカムミニキーナ)@中野ザ・ポケット
★★★  02/17 面白い。意識したか分からないけど、同時多発テロあとの今の日本人をどこかで意識しているような主題。松村武の話の飛ばし具合が絶妙。役者がやっぱいい。藤田、山崎(樹)、今井、米田、小椋に永野まで、松村を半分理解しつつの演技と個性で見せる! (佐藤治彦)
〜2/17「Carry that weight +馬鹿」(くろいぬパレード 新人公演)新宿パンプルムス 
★★★  02/17 前半は台本をあと少し練ると四星級。ハートウォーミング(すみませんこんな表現で)で、テレビ局の人とかが見ると喜ぶ作品。後半はいまいち。新人公演なので演技はいまいちだが、白鳥恵三郎がとてもいい味を出していた。この劇団役者が結構売り物です。 (佐藤治彦)
〜2/27 二月大歌舞伎「菅原伝授手習鑑」 歌舞伎座 夜の部
★★★★ 02/14 う〜ん、面白い。あの歌舞伎の見得って、デジタルでヒップなダンスの人たちも感心するだろうな。賀の祝で、玉三郎、福助、扇雀が一堂に火花。寺子屋もと押しで見てなるほど! (佐藤治彦)
〜2/27 二月大歌舞伎「菅原伝授手習鑑」 歌舞伎座 昼の部
★★★  02/13 7年ぶりの通し狂言。初見だけどオールスターで見ごたえもあり、大変良い。現代歌舞伎界の女形トップを一挙に見られる。筆法伝授、道明寺。夜の部も楽しみだ。 (佐藤治彦)
2/ 8- 2/17「騎士クラブ」(ポツドール)@王子小劇場
−感想− 02/10 ぎりぎりなんです。何もかも。ぎりぎり体験したいなら是非。とにかく東京演劇のエッジなんです。 (佐藤治彦)
1/30- 2/10「乙女の祈り」(トム・プロジェクトP)@本多劇場
★★★★ 02/10 出演者の中には少し台詞が入っていない人もいたけれど、とにかく面白いし、そうかと思ったりでね。これは見て色々得した感じです。水谷ワールド恐るべし! (佐藤治彦)
2/ 2- 2/20「売り言葉」(大竹しのぶ出演)@スパイラルホール
★★★★ 02/08 皆さんがとにかくトコトン褒めているので、さてさて…と思っていましたが、確かに凄かった。面白かったです。加藤ちかの舞台美術も良かったと思いませんか? (佐藤治彦)
〜2/13ベルリン国立歌劇場来日公演ワーグナー作曲「ニーベルングの指輪」NHKホール
★★★★ 02/03 海外でも味わえない最高の歌手と演奏陣。クッファーの演出も非常に知的だし、何しろセット・美術が面白い。舞台芸術の究極。次にこの水準で、いつ見られるのか! (佐藤治彦)
1/23- 1/27「憧れは背に乗せて」(POOL-5)@駅前劇場
−感想− 02/03 小林愛がうまい。4人の役者はそれぞれに味があるけれど、自分がどう料理されるのが美味しいのか分かっていない。また、台本が詰め込みすぎで削ることが足りなさ過ぎると思ったけれど。☆をつけるなら2・5星かなあ。 (佐藤治彦)
1/18- 1/26「SIS−ボクの彼女は多重人格 」(Cretan Crete)@早大劇研アトリエ
★★★  01/21 目指すレベルが非常に高く気持ちいい。役者は、馬渡、宮本、原は特筆。唐渡というスターもいるし、女の子から絶大な人気劇団になるでしょう。男にはちと辛い。 (佐藤治彦)
1/16- 1/20「不満足な旅」(ペンギンプルペイルパイ…)@OFF・OFFシアター
★★★★ 01/21 面白かったです。あのドラムの音、象が人を襲っているところ、全部見えました。テーマをバンっと表に出さないのが渋い。 (佐藤治彦)
1/12- 1/13「I AM... 」(ランニングシアターダッ…)@本多劇場
★★★  01/14 たった2公演というのがもったいないほど、暖かい話、元気が出て、癒される。いつものRTDの良さが出ていた。女優陣も好演。 (佐藤治彦)
1/ 7- 2/ 3「彦馬がゆく」(三谷幸喜作・演出)@PARCO劇場
★★★★ 01/11 日本で最高の喜劇書きが日本で最高の役者とすばらしいセットを用意して、命がけで楽しませてくれる。笑わせてくれる。泣かせてくれる。8500円も高くない。 (佐藤治彦)
1/ 1- 1/ 9「夏の夜の夢」(東京乾電池)@ザ・スズナリ
★★★  01/04 RSC、蜷川、ケンプといろいろのプロダクションを見てきたけれど、このプロダクションはスピード感とキッチュな感覚に溢れている。若い未熟な役者はそれを持ち味にしているし、ベテラン勢の演技はやっぱりおいしい。若手が柄本さんをひっぱたくくらいの迫力があったらいいのになあと思う。これは見たほうがトク。 (佐藤治彦)
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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