佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 ウィーン国立歌劇場来日公演 コシファントッテ 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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作曲 ウォルフガング アマデウス モーツアルト
演出 ロベルト・デ・シモーネ
リッカルドムーティ指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団/合唱団

 もう数えられないほどコシはきいた。でも最高峰のひとつは、もう20年以上前にきいたロイヤルオペラのコシだろう。キリテカナワ!あなたは真のデームでした。多くの歌劇場が日本で名演を残してきたのだがウィーンがやるとなると別。ムーティがこだわるモーツアルト。シモーネの美しい演出も相まってとても気になる。芝居の稽古も始まっているタイミングだがこれだけは!という感じで行くのだ。今回の3演目のなかでこれだけに絞ったので許して下さい。



 僕は人がいうほどムーティの指揮って好きじゃありません。そんなに魅力も感じない。けれど、今宵のモーツアルトは素晴らしかった。先ずはこの作品がナポリの辺りでの話であることを再度認識せてくれた美術衣装。そして音楽を壊さない品のいい演出。良かったなあ。歌手も素晴らしくケチを付けたいような人がいない。もちろん、ロイヤルオペラのキリテカナワ、トーマスアレンできいたときのようなカリスマ性はないのだけれど、ムーティのもとにみんなで作り上げた上演として本当に素晴らしいものだった。このような当たりに出会うことがあるから、オペラ通いが辞められない。
2008年10月21日
東京文化会館大ホール
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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