佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 東京フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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チョンミュンフン指揮
東京フィルハーモニー管弦楽団
ヴェルディ作曲/レクイエム

カルメラレミージョ/藤本実穂子/キムウキョン/ロベルトスカンディウッティ 
東京オペラシンガース 

2月の定期のチケットは親族に渡したのだが、縁があって東京フィルから招待して頂いた。そして、私はヴェルディのレクイエムの素晴らしさを堪能したのだった。私は似非クリスチャンであるが、この楽曲は純粋に声楽曲として聞きたいと常々思っている。ヴェルディが死というものに真正面に向かい、人間の業の哀しみを歌い上げた傑作である。
 NHK交響楽団、メトロポリタンオペラハウス管弦楽団などで聞いているのだが、今日の演奏はきっと私の心にいつまでも鳴り響く演奏会となるだろう。
 まず特筆すべきなのが声楽陣だ。今日のそれは世界の最高水準である。ソリストはもちろん、合唱のハーモニーと深みは筆舌にしがたいものがあった。そして、東京フィルは本当に死にものぐるいで演奏する。弦楽器のピッチはそろい、ブラスセクションは咆哮し、一丸となって神に対峙するのだ。
 なんと!なんと!
これが定期演奏会できけちゃうのだ。東フィル、あんたはスゴい!シカゴ交響楽団はもちろん素晴らしかったが、この予想を遥かに上回る東京フィルの演奏会は、今月の最高のヒットである。




2009年2月22日
オーチャードホール
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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