佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 チューリッヒ歌劇場 ナブッコ  忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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ヴェルディ作曲 ナブッコ
指揮/ネロサンティ 演出/ジョナサンミラー
チューリッヒ歌劇場管弦楽団/合唱団


出演/MitAngeles Blancas (Abigaille), Stefania Kaluza (Fenena), Liuba Chuchrova (Anna); Leo Nucci (Nabucco), Carlo Colombara (Zaccaria), Boiko Zvetanov (Ismaele), Valeriy Murga (Der Oberpriester des Baal), Miroslav Christoff (Abdallo)


 スイスにバカンスにでかけた時にやっていたので聴いてみた。チューリッヒ歌劇場はとても評判のいい歌劇場で、先年の初来日時には、Rシュトラウスのバラの騎士とサロメを演じて高い水準を証明してみせた。この上演でも、ネロサンティやジョナサンミラー、カルロコロンバーニ、ネロヌッチなど手堅い名前が並んでいた。歌劇場は1000人と少ししか入らない非常に小振りなもので、驚いた。演出はお金がないところがやるオーソドックスなものだったし、音響も日本のオペラハウスに比べてもデッドな響きであまり歌に適しているとは思わなかったが、序曲が終わり、物語が流れ始める頃にはオケはものすごいイタリアンサウンドを奏でるし、歌手たちの絶唱や名唄がきけた。こんなに水準が高いとは。何か良く分からないストーリーで、まだ青いベルディの作品をこれほどまでに魅力的に聴かせる凄さを感じた。また機会があったらこのオペラハウスできいてみたい。



2009年5月20日
チューリッヒ歌劇場
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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