佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 イングリッシュナショナルバレエ くるみわり人形 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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作曲 チャイコフスキー
指揮 スチュアートスタットフォード
振付 クリストファーホフマン
管弦楽 イングリッシュナショナルバレー管弦楽団

 クララ アカホシケイ
ドッセルマイヤー ダニエルジョーンズ
くるみ割り人形 マックスウエストウエル
シュガープラムフェリー タカハシエリナ
プリンス ディミトリグラズエフ

 日本では年末にベートーベンの第9交響曲をきくってのがアッパークラスの年末行事ということになっているらしいが、欧米では家族でくるみ割り人形を見るってのがそれに当たります。だから、12月に欧米に行くと山ほどやってるわけです。ちょうど金曜のマチネでやっているので、ロンドンに住んでいる時にも二流のイメージのあったロンドンコロセウム、イングリッシュナショナルオペラの牙城には一度も踏み入れなかったのですが、今回行ってみました。夜にロイヤルオペラのくるみ割り人形を見るので一日に2回もバレエのくるみ割り人形を見ることになります。きっと一生に一度だと思います。予想はされたのですが、舞台はとてもポップな感じになっていまして、踊りのひとつをローランプティへのオマージュ(確かロシアの踊りだったと思いますが)にしていました。とにかく見ていて楽しい演劇的なポップなくるみ割り人形でした。例えば、中国の踊りはもう全編カンフーなわけです。客席は大いに湧き、子供たちは喜んでいました。ここではバレエの技術や表現というよりもエンタティメント性が重要なのかもしれません。しかし、プリマドンナの二つの役。クララとプラムを日本人がやっていて、それは見事に踊るのです。見ていてそれは誇らしく、それも誰が見ても分かるように超絶技でやるわけです。たとえば、不要に早い回転、多い回転とか。
 演出も舞台装置も面白かったです。見て良かったです。劇場も美しく何でもっと早く来なかったのか後悔しました。



2008年12月19日
ロンドンコロセウム劇場(ロンドン)
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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