佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 TRASHMASTERS『背水の孤島』 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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TRASHMASTERS『背水の孤島』
作演出・中津留章仁 出演 カゴシマジロー ひわだこういち 吹上タツヒロ 阿部薫 林田麻里 木下智恵 大友陸 ほか


「重量オーバー」
前に観たのは数年前。今回も分け合ってみせてもらった。だからこそできるだけポジティブに書きたいなとも思う。作者の力量は分かる。既に商業ベースに乗っている作家だ。
 震災後のメディアの現状を「説明台詞」でつなぐ「プロローグ」に、震災後のバラックのようなところで過ごす家族の物語「蠅」と、数年後の東京でのテロ事件にまつわる話「背水の孤島」の3部構成。と内容をまとめてしまうと乱暴すぎるか。
 多少甘ったるいなあと思う台詞はあるけれども、第一部の「蠅」は77分で飽きずにみることができた。林田麻里がうまい。しかし、プロローグや第二部の「背水の孤島」は正直観るのが辛い。役者がうまいので聞けるが「説明台詞」が多すぎ、政治経済の情報や考え方もちょっと無理があるところもあり、如何なものかと思うところもアリ辛い。何で財務大臣がこんな都会のベンチャー企業の社長の小さなオフィスみたいなところにいるのか?と思っただけで…。さらに、上演時間3時間20分越えて疲労困憊。金払っていってたら正直、途中で帰ったと思う。役者は巧い。すごい。
 演出もいいです。ただ、本が長い。長すぎる事が全ての…
2011年9月9日@笹塚ファクトリー
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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