佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 読売日本交響楽団演奏会 劇的交響曲「ロミオとジュリエット」 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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ベルリオーズ/劇的交響曲〈ロミオとジュリエット〉作品17


指揮:シルヴァン・カンブルラン(読売日響常任指揮者)
メゾ・ソプラノ:カタリーナ・カルネウス(当初予定のベアトリス・ユリア=モンゾンから変更)
テノール:ジャン=ポール・フシェクール
バス:ローラン・ナウリ
合唱:新国立劇場合唱団 合唱指揮:三澤洋史

「読売日本交響楽団じゃなかった」
 先ず僕は劇的交響曲「ロミオとジュリエット」という曲をほとんど知らない。生演奏を聴いたのは生まれて初めてだ。この作品、100分の大作で、ベルリオーズのアバンギャルドなところが随所に観られる作品で、この作曲家がこの時代に既に未来の音楽に手を伸ばしていた事が良くわかる。作品も標題音楽のように思っていたのだが、ドラマの本質に迫ろうとするもので、物語を順繰りに聞かせる作品とは全く違っていた。「ファウストの刧罰」のような大きな作品で、もっともっと内面に入り込んでいく作品だった。
 それだけに、演奏がぼやけていると魅力は半減する。強い統率力でひとつの方向に向かっていく音楽が求められるのだ。今宵の読売日本交響楽団は目をつむっていたら、私は読響だ!とは決して言わなかったと思う。アメリカのオケのような機能性も、時おり地方のフランスのオケが魅せる個性もあった。特に第二部あたりから、音はどんどん研ぎすまされていき、鋭角な尖った音が聞こえて来たのには驚いた。
 若干はいる不協和音的な音も、まるで20世紀の音楽を予感させるように響いた。
唯一残念だったのは、新国立劇場の合唱団の合唱がフランス語独特の日本語にはない発音で迫って来なかったところだ。フランス語は分からないが、フランス語に聞こえなかった。
2011年9月12日@サントリーホール 2階C5列とてもいい席で聞けた。



2011年9月12日@サントリーホール大ホール
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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