佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 劇団レトロノート 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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劇団レトロノート 本日のお日柄は

戯曲:小林佐千絵 演出:中村公平
<劇団レトロノート>
前澤航也 碓井将仁 福田修司 中村公平
<ゲスト> 生井歩 オカドミキ 冨田裕美子 横関咲栄 野村修一 冠仁
棚橋幸代 渡部将之(円盤ライダー) 深沢邦之(TAKE2)



「素晴らしい脚本と見事な演技」
10年以上の上演歴があるというらしいが、全く知らない劇団だった。出演者からの招待をしてもらい見せて頂いた。こういう作品の場合、華のある存在、今回ならtake2の深沢さんが舞台を引っ張っていくんだろうと思っていた。本来の登場までに冒頭に出ていたので「やっぱし」とも思った。しかし、それは全く違った。分かりやすい喜劇なのだが、役者さんが達者でチームワークがよく、無名の俳優達が徐々に観客を包み込んでいく。家族愛や兄弟、友情といったことを物語の軸におくときに小劇場が苦労するのは俳優の年齢である。どうしても、各カンパニーが同じような年齢の人達ばかりで上演するものだから、例えば親子と行った話を書くのに苦労したりするのだが、レトロノートは同じような年齢の人達ばかりで、その欠けがちの部分も見事にカバーしていた。中盤で深沢さんが出てくる頃には客席も十分暖まっていているから、深沢さんが持って行くところはさらに上のところになる。こうして上質の喜劇の上演は作り上げられたのだ。タイトルからして分かるように結婚に絡む話なのであるが、いやあ勉強になりました。劇団レトロノート。来ていたお客さんの多くが懐かしい昭和の空気のある暖かい芝居を見てポカポカになって帰路についたのは間違いないと思う。2011年10月15日@中野ザポケット
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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