佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 文学座 美しきものの伝説 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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作◆宮本研 演出◆西川信廣
出演 関 輝雄 得丸伸二 岸槌隆至 石橋徹郎 鍛冶直人 神野 崇 城全能成 佐川和正 星 智也
永尾 斎 清水 馨 松岡依都美 荘田由紀 木下三枝子 ほか


70年安保の前、高度経済成長時代の日本で書かれた宮本研の3時間の大作を上演。文学座にとっても非常に大きな作品で43年前に初演されたそうだ。舞台美術はシンプルな形であるが、俳優たちの演技を最大源に生かす色合いと形状である。最初から俳優の集中力はものすごく、俳優自身の魅力もあり、圧倒的なエネルギー。この芝居自身がエネルギーを感じさせる芝居であるが、それを倍増させていた。それは決して大きな役とはいえない男優役、女優役のいわばコロスに近い人たちも言えて、この作品に出ると言うことの意味合いをよくよく分かっているのだ。
 30−40代の役者を中心とした座組はどの俳優も素晴らしい。演技が王道で、役者の個性は引き立つ。しかし、劇団のアンサンブルも見事なハーモニーを醸し出していたのだから、すごい。前に、東京セレソンでラックスに出ていた,松岡さんは文学座の女優さんだと今日分かった。あの特徴的な声はなんだ。声って魅力だよなあ。ひとつひとつの台詞というか音が子音母音が粒だって心地よい。スタカートとテヌートの見事な使い分け。
 僕が5年ほど前に参加したサマーワークショップで、参加者のことをちょっと冷静な眼で見ていた佐川和正さんの芝居を初めて見てわーとも思った。文学座は何十年経ってもスゴいなあと思わせてくれる。


2011年2月14日 紀伊國屋サザンシアター
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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