佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 ザルツブルグ音楽祭 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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ウィーンフィルハーモニー管弦楽団演奏会
エサペッカサロネン指揮 カティラマッティラ独唱
曲目 ベルグ作曲 叙情組曲からの3章、アルテンベルク歌曲集 ブルックナー作曲 交響曲第6番2009年8月10日 祝祭大劇場 
 
 東京の演奏会ではなかなか見られない組み合わせである。サロネンはつい先年までロスフィルの常任だったわけですが、ものすごく手堅く演奏した。ザルツブルグできくウィーンフィルは、僕がきく東京や、かつてきいたニューヨークやロンドンのそれと違って、自宅にいる落ち着きと重石があったように思える。ツアーの中で披露するものと違うような。ベルグの小編成の楽曲で弦楽合奏の調子を最大限にあげ、マッティラの歌声を得て歌曲に。そして、珍しいブルックナーの6番をサロネンというよりもウィーンフィルのそれとして演奏した。楽友協会できいてみたいと強く思った。

モーツアルト作曲 コシファントッテ
アダムフィッシャー指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
2009年8月11日 モールアルトハウス

ザルツブルグ音楽祭の引越公演は東京でも行われ、僕は歌手もピットにはいるオケもちょっと不満だったのでいかなかったのだが、ここザルツブルグではウィーンフィルが入っている。そして、2000人を遥かに下回るキャパのモーツアルトハウスでの上演だ。演出はモダンなのだが、演奏はアップテンポで行くのだがモーツアルトそのものでもある。
 現代のエリートな若者のパーティに話を移し替えていたのだが、何かね。そんなことしなくてもと思ってしまうなあ。

ロッシーニ作曲「モーゼとファラオ どうやって紅海を渡ったか」
リッカルドムーティ指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
2009年8月11日 祝祭大劇場

 素晴らしい演奏である。歌手もオケもスゴい。1時間前までモーツアルトを演奏していた人たちがどれだけピットに入っているのかは知らないが、驚いてしまう。しかしね。オラトリオみたいな退屈な話で、演出も何か嘆きの壁のようなものに囲まれて、とにかく大勢のユダヤ人の前で、唄い続けるんだけど、まあ、ホントにね。退屈で。楽曲は、ロッシーニ的な軽やかな曲でなく、どしっとした曲にしようとしたんだろうね。ムーティはどこがいいと思って取り上げたんだろうか?僕にとっては退屈の極み。もう一度言います。演奏は究極の極みであることは良く分かります。しかし、退屈。超名優が超名演をするのだけれど、台本が酷すぎてみてられないという感じだった。


 夏の旅行の行程中にザルツブルグは入っていて、丁度音楽祭のシーズン。早速ネットでチケット予約しました。

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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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