佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 新国立劇場オペラ タンホイザー 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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【指揮】コンスタンティン・トリンクス
【演出】ハンス=ペーター・レーマン
【美術・衣裳】オラフ・ツォンベック

キャスト
【領主ヘルマン】クリスティン・ジグムンドソン
【タンホイザー】スティー・アナセン
【ヴォルフラム】ヨッヘン・クプファー
【ヴァルター】望月哲也 【ビーテロルフ】小森輝彦【ハインリヒ】鈴木 准【ラインマル】斉木健詞
【エリーザベト】ミーガン・ミラー【ヴェーヌス】エレナ・ツィトコーワ
【合 唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京交響楽団


 新国立劇場のワーグナーはもはや安心マークとなった。
 新国立劇場のこの数年のワーグナーは、「トリスタンとイゾルデ」や「ローエングリーン」など、世界でもトップクラスの上演を見せてきたからチケットの売れ行きがとても良かった。平日昼間であるにも関わらず9割り以上の動員。さらに、皇太子のご臨席もあって会場は華やいだ。
 この再演のプロダクションは初演にはリンダワトソンやハンスチャマーといった超一流キャストを迎えての初演に比べるとどうなるかと思っていたが、先のワーグナー上演と比べると少し見劣りするがなかなかの水準であった。3幕の夕星の歌やローマ語りなども新国立劇場のちょうどいい大きさの劇場だからこそ、歌手陣はただ声を張り上げるだけでなく深い表現をする余裕がでるのが素晴らしい。ピットの東京交響楽団は重い音を出すというよりも現代的な美意識に彩られた演奏で、オーボエのソロなど見事というほかない。新国立劇場のレベルがどんどん上がるのは大変嬉しいことだ。
2013年2月5日マチネ@オペラパレス
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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