佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 新国立劇場オペラ チェネレントラ 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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ドン・ラミーロ アントニーノ・シラグーザ
ダンディーニ ロベルト・デ・カンディア
ドン・マニフィコ ブルーノ・デ・シモーネ
アンジェリーナ ヴェッセリーナ・カサロヴァ
アリドーロ ギュンター・グロイスベック
クロリンダ 幸田 浩子 ティーズベ 清水 華澄

合 唱 新国立劇場合唱団 管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
指 揮デビットサイラス
演出美術衣装 ジャンピエールポネル

 待っていました!こういうロッシーニ。すべてが超一流!観客の反応もよくシラクーザはアリアをもう一度唄うくらいにノリノリ!楽しくばかばかしくでもスピーディで美しくでも簡素なポネルの演出と美術も素晴らしい。カサロヴァや他の招聘歌手だけでなく、日本勢のお二人も大健闘。演技が少しアジア風でしたけど。ロイヤルオペラで働くサイラスの指揮も手堅い。世界でもホントに一流の歌手を集め演出も借りて来たのだから簡単に喜んでいいのか分からないが、日本のオペラ団体がこれほどロッシーニを見事に上演できると誰が思っていただろうか。ロッシーニ!ホントに難しいのだ!!
 何が難しいって、あれですよ。重くないんです。軽くふんわり流れて富んで行く音楽。笑いと軽さ、その中に人生の真実を折込んで。粋で品が良くて。早口で唄い、ピアニシモで唄い、その真髄を客に伝えるのは難しいですよ。何しろ話はシンデレラなわけだしね。
 新国立劇場のオペラの中でも最高レベルの傑作として長く人々の記憶に残るだろう。もう一度見たいなあ。



2009年6月12日
新国立劇場オペラパレス
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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