佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 蜷川版 十二夜 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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原作 Wシェイクスピア
演出 蜷川幸雄
出演 菊五郎、菊之助、亀治郎、左団次、時蔵 ほか



 蜷川幸雄版の「十二夜」を機会があってやっと観ることができた。冒頭に非常に印象的なつかみの絵があるのはいつもの蜷川と一緒。今回は俳優陣の見事な演技、それも様式美の美しさを極めた演技で、早変わりも面白く、美術/衣装も美しく、お客さんは舞台に集中。だから人間関係もストーリーも浮かび上がってくる。そんなこんなで本当に満喫することができた。蜷川幸雄のシェイクスピアの演出はビジュアルで台詞が聞こえてこないと悪口を言う人がいる。確かにそうかもしれないが。そこに佇む人間関係がしっかりあって、エンタティメントとしても完成された最高級の作品への当てつけだなと思った。まあとにかく面白い。俳優は亀治郎のコメディの才能が最高の見せ場になっている。もちろん菊之助も菊五郎ほかも素晴らしいのだけれど。


 2009年6月22日
 新橋演舞場
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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