佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 ミッドナイトインパリ 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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監督脚本/ウディアレン
出演/キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、カーラ・ブルーニ、マリオン・コティヤール、レイチェル・マクアダムス、マイケル・シーン、オーウェン・ウィルソン

ハリウッドで売れっ子の脚本家ギルは、婚約者アィネズと彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。パリの魔力に魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギルだったが、アィネズは無関心。2人の心は離ればなれになり……。キャストはギルにオーウェン・ウィルソン、アィネズにレイチェル・マクアダムスのほか、マリオン・コティヤール、仏大統領夫人としても知られるイタリア出身の歌手カーラ・ブルーニら豪華スターが顔をそろえる。第84回アカデミー賞では、アレン自身3度目となる脚本賞を受賞した。


「これぞ傑作。パリを描いた最高の映画のひとつ」
 ウディアレンは傑作を山ほど送り出してきた。彼は彼の愛する街を描くのが素晴らしい。特にニューヨークは数々の映画でその素晴らしさ美しさを描いてきた白黒で描いた「マンハッタン」を超えるニューヨークの映像は未だにない。そして、彼はパリが大好きである。残念ながら彼のファンが多く大事な市場であるはずの東京にはあまり興味がないみたいだけれども。「世界中がアイラブユー」でパリの魅力をある程度描いたなあと思ったけれども、この作品はとうとうウディアレンがパリの素晴らしさを描き切った作品を生み出したといえるだろう。冒頭の数分間は昼のパリの映像がただただ映し出されるだけである。そして、それだけで、観客はノックアウトされてしまうのだ。その手法は「マンハッタン」の冒頭でも使われた手法であったけれども、今回も完全にやられてしまった。そして、昼でもこれほど美しいパリだけれども夜はさらに…と映画は進むのである。
 憧れの思いと現実を引きずりつつパリで体験するノスタルジア。夜に起きるファンタジーは心の中では誰もが経験していることだろう。それを美しく楽しいウィットに富んだ、そして何よりも都会人のユーモアをもってウディアレンは描くのである。こういう映画に出会うときっと映画好きになる。ああ、映画館で見たかった。2012年4月4日@機内映画
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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