佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 ロボジー 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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矢口史靖監督・脚本
五十嵐信次郎(ミッキーカーチス)


「観る者を幸せにする矢口映画の新作」
 矢口映画は観る者を幸せにする。「ウォーターボーイズ」「スゥイングガールズ」と若い世代のほろ苦い挑戦を通して何か生きていく面白さを教えてくれた。そして、今回の主役はミッキーカーチスさんだ。このキャスティングがものすごく旨い。俳優だけやってる人でない、いい意味での役との距離感がうまいんだよなあ。
 この作品でも電機会社に勤める中年直前のダメサラリーマン三人組と一人暮らしの孤独な老人の作る世界がいい感じで明るい。人生をポジティブに描いているのだ。リアル感も大切にはしているが、例えば、観客がひいてしまうような金属アレルギーの症状は漫画のようなメークの処理である。観客に優しい監督なんだなあとつくづく思った。一方で老年のミッキーさんのケツを見せてみたり、二枚目の田辺誠二にカッコいいシーンを全く与えずヘンテコ夫の姿だけやらせてみたり何か面白いんだよなあ。うん、何か見ていて楽しくなったぞ。家族で笑いながら見て頂きたい映画である。オススメ!観る前に、ポップコーンとかケンタッキーとか用意してみよう!

2012年4月15日@機内映画
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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