佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 幸せのキセキ We bought a Zoo 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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マットディモン

「マットディモンは全米の良心のアイコンである」
 マットディモンはもう完全にアメリカのブルカラー善良親父のアイコンになってしまった。いや成り下がってしまったなあと思う。動物、かわいい子役、亡き妻への愛、立ち直る男と立て直す家族関係。おまけに潰れかけた地域の人の思い入れたっぷりの動物園まで立て直してしまう。感動の要素がどんだけ詰め込まれた映画なんだよ!
 この映画、実話を下にしているらしく、確かに実際にも動物園もそこそこ成功したんだろうけど、もう映画での動物園の観客数が多いのなんのって、いくらなんでもそんなに来ないだろうと思ってしまった。
 
 この映画は映画の興行として成功するための要素ありまくりの映画で、冒険している感じがまったくない。せめて、キャスティングで、危なく過去にドラッグで一度消えかけたクリスチャンスレーターなんかが主役だったりしたら面白いのになあと思った。マットディモンももうこういう作品は山ほどやったから、セックス中毒や愛する妻に暴力を振るってしまう男の苦悩とかそういう役柄をやればいいのに。これじゃ~な~。いいたいことは「キセキ」は何も起きていない。予想通り、予定調和の映画なのであるのだから。でも見ていていい映画なんで。一度は見ましょう。原題がいいよな。私たちは動物園を買った!

2012年4月4日@機内映画
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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