佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 魔法にかけられて 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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監督 ケビンリス
脚本 ビルケリー
出演 エイミーアダムス スーザンサランドン ジェームズマースデン

 完全なドラッグムービーなのであります。むかし、お気に入りだった1951年制作の「不思議の国のアリス」は公開当時、マリファナなどを吸った若者がケラケラ笑いながら見たという。確かに、美術も登場人物もとんでいる!?ディズニーのアニメーターたちの中には、そういった派閥?みたいなのがあって、非現実的なものを描きたがるらしいです。他にも「ダンボ」の中の桃色の象のシーンがそうだとか。ディズニー亡き後のディズニーアニメは健全でそういった狂ったようなシーンはほとんどありません。「アラジン」「ライオンキング」「美女と野獣」などなど。しかし、これは、ディズニー作品のセルフパロディだし、子ども向けというよりは、ひねくれた大人向けの一大爆笑作品なのであります。
 設えはディズニーらしいもので、ニューヨークの父と幼い娘と、お伽の国からやってきた可笑しげな人たちの話なんですけど、例えば「シンデレラ」などであるねずみや馬が歌を歌うと掃除をしてくれるシーン。有名な「WORKSONG」ってのがあるんですけど、それを実写でやってしまうわけです。糞だらけの街の鳩や、ドブネズミ、ゴキブリなどが掃除をがんがんしてくれる。実写で。
 急に唄いだすヒロイン、王子。ニューヨークですから邪魔です。唄いだすと急に現れた多くの自転車にひかれてしまう。ミュージカルをやりながら、ミュージカルをおちょくるセンス。
 このジゼルというヒロインを登場させたのがニューヨークってのが上手い。ニューヨークならどっかトチ狂って、頭がどこかに行ってしまった人がいないわけでもありません。アーチスト系の人なんかそうでしょう。ウォーホールとか、ウディアレンとか見ただけで行っちゃった人だもんね。ニューヨークならありです。
 このジゼルがお伽の国で着ていた豪華なドレス、お城はどことブロードウェイを歩き、ラブホテルの城の作りをお城だと思ってしまう。いやはや、大笑いです。
 おとぎ話の部分は、結局、王子である息子を手放したくない母=魔女が、息子の恋路の邪魔をするという話なんですけど、結局男が馬鹿だとか、自立していないとか、現代の話も上手く入れています。呆れ返るほどに過去の名作をパロディにしたことを相当スゴいなあと思います。
 彼らが、そのままディズニーランドのキャラクターになったら、結構可笑しいかも。
 スーザンサランドンの怪演は必見です。音楽のメロディラインもパロディになってます。



公式ホームページ http://www.disney.co.jp/movies/mahokake/html/index.html
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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