佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 読響+ロジェストヴィンスキー 後期チャイコフスキーチクルス 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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東京芸術劇場リニューアル記念公演
チャイコフスキー後期交響曲チクルス

指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
管弦楽:読売日本交響楽団


ロジェベン、ロジェベン
最近読響の登板が少ないロジェベン。本当に久しぶりに聞いた。そして、このソビエト時代から活躍する大指揮者の演奏の魅力を再び満喫した。3つの交響曲は奇蹟の名演…というのはちょいと言い過ぎかもしれないが、これいつもの読響の音ではない。あの音は、20年以上前のソビエト時代のモスクワ/レニングラード系オケで奏でられた音だ。例えば、スヴャトラーノフとか、ムラヴィンスキーとか。テンポは遅く、丁寧にスコアをたぐって行く。そして、表現はでかく、音量はどでかい。爆音系なのだ。そして、ソビエト時代の厳しい合奏力も伺わせる。ロジェストヴェンスキーはこういうポピュラーな名曲はなかなか演奏してくれないので、生涯忘れられない貴重な演奏体験となった。時々粗い部分もあるが、きっとこのスケジュールだと短いリハーサルでやってるのだろうなと思う。
 一方協奏曲は酷かった。読響だけが演奏していると聞いていて気持ちいいのだが、特に息子のサーシャは楽譜を見ながらの演奏だっただけでなく、技術が追いついていない。出来が悪いのではなくもとから出来ないのが良くわかる。早いフレージングは最後の1音2音は音が出ない。テンポやリズムが安定していない。とにかくかね返せレベルの演奏。妻のボストコーニワも、ペダルを踏み続け演奏をごまかしている。ホントに酷い演奏だ。ロジェベンは引き受ける時にソリストを条件にしているのだろうが、自分の商品価値を下げていることに81歳にもなって気がつかないのだろうか?また、サーシャはどれだけ恥ずかしい演奏なのか分かっているはずだ。いつまでたっても親離れできない典型的な馬鹿息子である。


ピアノ協奏曲第1番 ロ短調、交響曲第4番 ヘ短調
ピアノ:ヴィクトリア・ポストニコーワ
2012年10月6日
幻想序曲「ロメオとジュリエット」、イタリア奇想曲、交響曲第5番 ホ短調
2012年10月7日
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調、交響曲第6番 ロ短調「悲愴」
ヴァイオリン:サーシャ・ロジェストヴェンスキー
2012年10月8日

@東京芸術劇場コンサートホール
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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