佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 ジゼル 新国立劇場バレエ団 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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振付/ジャンコラリ、ジュールペロー、マリウスプティパ
改訂振付/コンスタンチン・セルゲーエフ
照明/沢田裕二
美術/ヴェチャスラフ・オークネフ
井田勝大・指揮/東京交響楽団

ジゼル:ダリア・クリメントヴァ
アルベルト:ワディム・ムンタギロフ
ミルタ:堀口 純
ハンス:古川和則
クールランド公爵:マイレン・トレウバエフ
バチルド:楠元郁子
村人のパ・ド・ドゥ:寺田亜沙子 江本 拓
ドゥ・ウィリ:丸尾孝子、厚木三杏

日本のバレエカンパニーの力と課題を認識。
10日もしない間に「ジゼル」を再びみるとは不思議である。しかし、ローマと東京で見比べてその違いが明確に浮き上がった。振付けも技術も日本の群舞はローマを超えている。例えば、彼女たちは斜めにきちんとポジションを取り、カウントも音楽もよく聞いてその見事な調和は見ていて感嘆してしまう。ローマだったら、お互いが接触してしまうのではないかと思うくらいの距離感で立ち、踊ることもできる。だから、見ていて美しい。また、20年前のダンサーと違い肉体的な魅力も大いに増した。演技力も見事である。しかし、その魅力は英國やロシアのバレエ団のそれに似ていて、どちらかというと深く内向きで端整でおごそかである。放たれる光のような明るさと生命の悦びに満ちたイタリアのバレエカンパニーとは違うベクトルなのである。私はどちらも評価するのだが、どうだろう。その両方の魅力を兼ねているパリオペラ座の見事さを思い出さずにはいられないなあと思った次第。イングリッシュナショナルバレエの二人のゲストはどうだろうか?主役には、超絶技の技術力で、また、演技や持っている肉体の放つ魅力で、観客を熱狂させねばならない。今宵の二人も悪くはないが、ローマのそれと比べるとあまりに英国的であった。水墨画の魅力よりも、華やかな色を使った油絵の魅力の方が分かりやすいからという具合。
2013年2月22日@新国立劇場オペラパレス
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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