佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 ミッションインポシブル4 ゴーストプロトコル 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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トムクルーズ
監督/ブラッドバード
脚本/クリストファー・マッカリー

「ミッション完了!生き残ったトムクルーズ」
 トムクルーズがやばくなってから何年たつのだろう。怪しげな宗教にはまっている、セックス中毒といったゴシップ記事は映画「ワルキューレ」のころに極限に達していた。あの笑顔の裏には…と多くの人が思っていただろう。欧米でも露出が少なくなって最後の大市場の日本に頻繁に来日してた。そして笑顔を振りまいていた。
 もとい、そんなことはどうでもいい。問題はトムクルーズの出る映画がどんどんひどくなったことだ。全編トムクルーズのアップ映像ばかり見させられた。脚本はトムクルーズ以外の出演者のことはほとんど書かない。なんじゃこれ!という映画ばかりだったのだ。
 唯一面白かったのが「ミッションインポシブル3」だろう。そこにはフイリップシーモアホフマンという稀代の俳優がいた。トムとガチンコで対抗してた。相変わらず脚本はトム中心だったがホフマンは悪条件の中でも、ものすごい存在感を出していた。世界各地のロケーション映像も楽しかった。

 トムクルーズはいまだにトップスターの座が危ういリストにあるといえる。世界遺産の危機遺産に登録されちまった感のある存在なのである。画面を見ると加齢による影響も強くなり、いよいよやばい。
 ブラッドピットが60歳までに引退しますと余裕かましてるのと違いすぎる。ブラットピットにオスカーをやらないままで引退させていいのか?嫉妬まみれのハリウッドも思い始めたのか、大した演技もしていない「マネーボール」でブラッドピットはオスカーの候補になった。
 そして、トムは「マネーボール」のような作品にも出ていない。オスカーの候補になるような作品に全然でてない。いいのか?トム、このままでいいのか?このままいくと過去の栄光にも傷がついてしまうぞ。日本から日本語でだけど、アドバイスしておくよ(爆)
 この作品のことを話そう。感想はトムクルーズは何とか生き残った。でも傷らだけだ。さらっと一度見るのなら十分楽しい作品だけど、それだけだ。
 今回の作品では、ドバイ、ブタペスト、ボンベイなど世界各地の映像と激しいアクションで楽しませてくれる。残念なのは、トムの周りにいる俳優たちが上手いけれども俳優として弱いことだ。トムを邪魔するような存在でなければならない。悪役も弱い。プロデューサーでもあるトムクルーズを2時間どう見せるかなんか考えて映画を作らないで欲しい。面白い映画を作ってそこにトムを放り込むだけでいいのに。
 それでも、迫力あるアクションシーンの連続は認める。ただ、CGの使い方が下手。生アクションがウソっぽく見えてしまう。

 映画史に残る名作ではないが、映画館でみる価値のある作品には何とか仕上がっている。
 トムクルーズはそろそろ自らプロデュースするものではなく、ひとつの歯車として映画に出た方がいい。自分のことは自分が良くわかっている。トムクルーズはそう思ってプロデュースしているのかもしれないが、危機遺産であることを自覚しなくちゃ。このままではトムクルーズは過去の人になる。ああいう俳優もいたよねという存在に成り下がってしまうのではないかと他人事ながら心配なのだ。

2012年4月4日@機内映画
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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