佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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東京バレエ団 こどものための「眠れる森の美女」@めぐろパーシモンホール を2012年3月に続いてみた。 
 オーロラ姫:上野水香
デジレ王子:柄本弾

リラの精:高木綾
カラボス:奈良春夏
カタラビュット(式典長):氷室友
王さま:佐藤瑶
王妃さま:政本絵美

<プロローグ・第1幕>

乳母:河合眞里
優しさの精:村上美香
やんちゃの精:岸本夏未
気前よさの精:三雲友里加
のんきの精:古閑彩都貴
度胸の精:中川美雪
4人の王子:森川茉央、杉山優一、永田雄大、和田康佑
オーロラの友人:乾友子、渡辺理恵、矢島まい、川島麻実子

<第2幕>

フロリナ王女と青い鳥:乾友子、岸本秀雄
白い猫と長靴をはいた猫:岸本夏未、岡崎隼也
赤ずきんとおおかみ:河合眞里、永田雄大
シンデレラとフォーチュン王子:村上美香、杉山優一
白雪姫:渡辺理恵

協力: 東京バレエ学校

 理由はオーロラ姫を上野水香がやるから。前回は初日の昼夜を見て、狂言廻りしでカタラビュットを置いてとても良いのだ。分かりやすい。1年以上で全国で何回も公演をしたらしく、非常に精度が上がっていた。また、前回にも増して夏休みということもあって、親子が観客のほとんどをしめるが、泣き叫ぶ子どもはいない。子どもが舞台に集中している。幼い頃からこのようなレベルの高いパフォーマンスを観ることはとてもいいことだと思う。分かりやすいがレベルは高い。それが、このバレエ公演の魅力で、本当はバレエを観る初心者にも非常に分かりやすくいいのになあと思っている。
 東京バレエ団の厳しさはそれはすごく、前回はオーロラ姫に二階堂というスタイルに恵まれた若手が起用されていたのだが、バラのアダージョのシーンでアンオーができなかった。ポワント・アチチュードも明らかに辛そうだった。マチネの佐伯さんの方はお見事だっただけに二階堂さんは明らかに見劣りしたのだ。
 上野水香は技術的に素晴らしいだけでなく、演技力もプリマとしての貫禄十分だった。この公演は、子どもたちにバレエの魅力を伝え、バレエのファンと、ダンサーを志望する人たちへに向けてあるという裾野を広げる意味合いと、東京バレエ団を支える若手の登竜門的な公演でもある。それに上野水香が出演したのは驚いた。まあ、見る側にとってはありがたいのだが。
 ところで、2012年3月の公演では普段ソロをほとんど踊ることのない、若手が起用された。その一人が、猫をやった吉田蓮だ。演じ踊る喜びを身体全体で発散させていた。今回は岡崎準也となっていた。この人の踊りはデカイしくっきりとシャープであった。でも、吉田蓮の踊りはとても良かった。その後、東京バレエ団の公演にいくとつい探してしまう。古典でも現代物でも前へ前へと踊る姿は見ていてすがすがしい。指先まで手を抜かない踊りは大好きなのだ。
 前回はお気に入りの矢島まいがカラボスがやっていた。今回はオーロラの友人のひとり。しかし、この人は日本人には珍しい優美さをもっている人だ。今回の奈良春香は、おとぎ話の中のカラボスを見事に踊っていた。前回リラの精をやった渡辺理恵(今回は白雪姫)も、今回の高木綾も良かったなあ。

 去年の長瀬さんは、ピケターン(廻りながら移動)、グランジュデ(脚を拡げてジャンプ)、あとなんて言うか分かんないけど熊川哲也でおなじみのジャンプしながら回転し舞台を一回りするやつ。全部お見事。例えば、ピケターンなんかでは、加速度をつけてくれるわけ。何かギリギリまでやってる感があると何か伝わるんだよな。去年も思ったのだけれど、柄本弾は優美にやるんだけれど、そこがないんだよな。
 東京バレエ団は女性だけでなく、ベジャールなど男がメインにやる作品も多いし、今の布陣を見ていると、この男がこの歴史あるバレエ団を引っ張って行く存在になるんだろう。数年前に「ザ・カブキ」で見たときは、今年の初めのジーグフェルド役、NHKのバレエの祭典のハルサイなど、現代物をこの男がやると光を出すのに、なぜか古典ものをやるとふわっとしてしまうんだよなあ。それから、上野水香とは組まない方がいいような気がする。上野さんはあたまがすごく小さい。この青年と一緒に踊っているとすごく頭がでかく見えて損だから。
 くだらないことなんだけれど、古典だと、なぜかそういうことも気になってしまう。
2013年8月9日@めぐろパーシモンホール
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KAKUTA「秘を以て成立とす」さまざまな過去を多重構造によって表現して行く手法は過去にいろいろとあったもの。その応用系で芝居に望む。清水宏、瓜生和成と外に向って爆発的な表現力を持つものと、非常に細かく内的に向って行く俳優を同じ舞台に載せるダイナミズムで魅せようとする。役者の選定にはダイナミズムに富むのだが、少し作者の人間への思いがストレートに表現され見る側の思いを入れる幅が狭くなってしまった。少し窮屈。途中退散。3月6日@シアタートラム

東京ヴォードヴィルショー「パパのデモクラシー」 永井愛の戦後生活史3部作の第2部ということだそうです。しっかりした舞台装置に劇団の役者を中心に構成。佐藤B作は小ぶりの役ながらやはり存在感が違う。石井さん、佐渡さんの安定感も半端ない。そして、市川勇は、左翼青年の空気をふわっと体現していて、化けかたが上手い。山本ふじこのおばさんぶりも見事。そして、客演の井之上隆志のうまいことうまいこと。2時間40分はちょいと長いし、台本ももう少し現代の政治情勢を射るような視点が(再演であったとしても)脚本や演出の工夫に欲しいなあと思いつつ。3月10日@座高円寺Ⅰ


東京ヴォードヴィルショー「パパのデモクラシー」2013年4月10日@座高円寺

2013年8月4日@大原美術館(倉敷)


2013年8月2日@松江市 島根県立美術館

三善晃作曲 ヴァイオリン協奏曲(1965)
ストラヴィンスキー作曲 バレエ組曲『プルチネッラ』   
メンデルスゾーン作曲 交響曲第4番イ長調『イタリア』 op.90
2013年7月26日@サントリーホール


2013年7月15日@東京オペラシティコンサートホール
2013年7月20日@サントリーホール


対柏レイソル戦  2013年5月26日@国立競技場
対ヴァンフォーレ甲府戦 2013年7月6日@国立競技場
対FC東京戦 2013年7月10日@埼玉スタジアム
対横浜マリノス戦 2013年7月17日@埼玉スタジアム


日本人キャスト
2013年7月14日@オーチャードホール


英国ロイヤル・バレエ団2013年日本公演
「白鳥の湖」

振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ、
フレデリック・アシュトン(第三幕ナポリの踊り)、デヴィッド・ビントレー(第一幕ワルツ)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 演出:アンソニー・ダウエル

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オデット/オディール:サラ・ラム
ジークフリート王子:スティーヴン・マックレー
ジークフリートの母:ジェネシア・ロサート
悪魔、ロットバルト:ギャリー・エイヴィス
家庭教師:フィリップ・モズリー
ベンノ:ベネット・ガートサイド

第一幕
パ・ド・トロワ:崔由姫、高田茜、ジェームズ・ヘイ
侍女:タリー・ハリソン、デメルザ・パリッシュ
将軍:アラステア・マリオット
ワルツ:
クリスティーナ・アレスティス、金子扶生、ローラ・マカロック、クリステン・マクナリー、
平野亮一、ベネット・ガートサイド、蔵健太、ダヴィッド・チェンツェミエック、
エマ・マグワイア、ポール・ケイ
英国ロイヤル・バレエ団
ポロネーズ:英国ロイヤル・バレエ団

第二幕
白鳥のひなたち:
エリザベス・ハロッド、エマ・マグワイア、ロマニー・パイダック、サビーナ・ウェストコーム
二羽の白鳥:小林ひかる、イツァール・メンディザバル

第三幕
式典長:アラステア・マリオット
六人の姫君たち:
オリヴィア・カウリー、金子扶生、マヤラ・マグリ、ローラ・マカロック、
エマ・マグワイア、デメルザ・パリッシュ
スペインの踊り:
クリステン・マクナリー、イツァール・メンディザバル、
ヨハネス・ステパネク、平野亮一
チャルダッシュ:
ヘレン・クロウフォード、ジョナサン・ハウエルズ
英国ロイヤル・バレエ団
ナポリの踊り:ラウラ・モレーラ、リカルド・セルヴェラ
マズルカ:
クリスティーナ・アレスティス、ヘイリー・フォースキット、メリッサ・ハミルトン、
ベアトリス・スティックス=ブルネル、蔵健太、エリコ・モンテス、
ドナルド・トム、トーマス・ホワイトヘッド

第四幕
二羽の白鳥:小林ひかる、イツァール・メンディザバル
白鳥、白鳥のひな、農民、侍女、
士官候補生、使用人、小姓、こびと:英国ロイヤル・バレエ団、英国ロイヤル・バレエ学校


指揮者:ボリス・グルージン
オーケストラ:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団、東京バレエ学校

2013年7月12日@東京文化会館
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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