佐藤治彦のパフォーミングアーツ批評 ラッパ屋 おじクロ 忍者ブログ
自ら演劇の台本を書き、さまざまな種類のパフォーミングアーツを自腹で行き続ける佐藤治彦が気になった作品について取り上げるコメンタリーノート、エッセイ。テレビ番組や映画も取り上げます。タイトルに批評とありますが、本人は演劇や音楽の評論家ではありません。個人の感想や思ったこと、エッセイと思って読んで頂ければ幸いです。
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作演出/鈴木聡
出演/おかやまはじめ 俵木藤汰 福本伸一 弘中麻紀 ほか

鈴木作品としてはイマイチの出来か?
 ラッパ屋の作品には求めるものが高すぎるのは分かっている。鈴木さんの台本に、ラッパ屋の素晴らしい俳優、そして、ジャズ!。この作品も、現代のちょいと疲れた=だんだん自分の人生のことが見えてきて、将来に対する夢もしぼみ始めた年頃の男女、特に都会暮らしの観客に、そうかも知れないけれどオレたちは頑張るぞっていう真っ当なメッセージを、何回も台詞にも出して観客に球を投げる。
 それが、今回はももクロといういま話題のアイドルグループを真ん中に据えていた。下町のつぎつぎと事業をたたんでいく工場街のおじさんと、やや若者の人間模様。それでもね、ちょいと直球過ぎたり、ちょっと台本上の技巧に凝りすぎたりが、アレレ感を持ってくるんですね。鈴木さんの作品のいい意味での品の良さ。やりすぎない品の良さが時に萎む。それがちょいと残念でした。
 それから「星に願いを」。前にも使ったような。記憶にあるような。「スィートチャリティ」の曲はナイスな選択。でも、おしゃれなジャズがももクロの音楽とはあまりオーバーラップしなかったかも。
2012年11月9日@紀伊国屋ホール
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プロフィール
HN:
佐藤治彦 Haruhiko SATO
性別:
男性
職業:
演劇ユニット経済とH 主宰
趣味:
海外旅行
自己紹介:
演劇、音楽、ダンス、バレエ、オペラ、ミュージカル、パフォーマンス、美術。全てのパフォーミングアーツとアートを心から愛する佐藤治彦のぎりぎりコメントをお届けします。Haruhiko SATO 日本ペンクラブ会員
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